2011年03月09日

みよし (銀座)鴨に魅せられた夜

0306-1鴨

銀座の有名な鴨料理店「みよし」

東銀座 歌舞伎座の裏あたりに位置している
カウンター(10席ちょい)のみの小さなお店。
かなり古い佇まいですが、店内の空気は
女将の品の良さが浸透していて、凛としている。


ボクらのようなワカゾーは、軽くあしらわれる空気感。
”お客様至上主義”な平成の時代、そういう昭和的な
色が強く残ってるあたり、なんとも銀座の裏道っぽくて
イイっすね。


料理は、軽いつきだしと、鴨焼き、鴨鍋という
事実上の2部構成。入店してから、最初の鴨焼きが
出るまで数十分、ちょっとつきだし食べた後は、
お酒をのみながら、ひたすら耐えるというストイックな流れ。

ただね、この炭火でじっくり焼いた鴨の美味しさが、
尋常じゃないレベルなんで、待ってた時間のことなんて
全くマイナス要素と思えません。

鴨の脂の美味しさ、肉の程よい歯ごたえ、
女将さん曰く「普通の鴨ですよ」とのことでしたが、
その淡々とした語り口とは真逆の、強烈な印象が
舌から脳へと走ります。


フレンチの鴨でも、たまに凄い感動に包まれる
ことがありますが、単価も量も全然違うからね。
4人でおじゃましたせいか、マンガみたいに
山盛りになった鴨をつつく幸せ。写真は禁止の
お店なので、絵で伝えられないのが残念ッス。


鴨焼きを食べて、しばし放心。
ここで、また間が空く。


隣のご夫妻とおしゃべりがはずみ、
他のお客さんから怒られる。

だからってワケじゃないけど、お隣さんから
日本酒いっぱいゴチになりました!
「ありがとうございました!!」

みよし
03-3541-6911
東京都中央区銀座3-12-15



一緒に行ったメンツがメンツなんで、
いいことも悪いこともヤラかしてくれますw
後半戦、鴨鍋につづきます♪ → 人気ブログランキングへ





***************

さっきの、他のお客さんから怒られたハナシ、
「ここは居酒屋じゃない、料理を楽しんでいるんだ」
とかっこつけたオヤジ(オンナ連れ)に言われちゃ、
その場では「そりゃ、そーっす。スンマセン」としか
言いようがありません。確かにはしゃいでいたからね。


未だ現役の喧嘩屋や札幌最大勢力の族の元頭が
ヘタにキレないか心配したけど、さすがにヤツらも
オトナなので、それからはちょっぴりトーンを落とし
ながら、お隣とのコラボを楽しんでました。

ホッ...



そうこうしてるうちに鴨鍋登場。

まずはつくねと豆腐のみが出てきて、
ハフハフ言いながら頬張ります。
つくね...コイツも地味な見た目に反して
重いパンチもってマスね。そして
なんてったって出汁が美味い。
体がやさしさに包まれるような
錯覚を覚えます。

さっきの鴨焼きはデンプシーロールでしたが、
こいつは後から効いてくるリバーブロー。
じわじわクルぅーーーッ!!


つくねを楽しんだ後は、野菜と胸肉を。
胸肉は、あまり火を通しすぎないのがポイント。
女将とお隣のご夫妻両方からアドバイスを
受けつつ、最高の状態でいただきます。




最後、うどんか雑炊を選べるので
ボクラは雑炊をお願いすることに。
海苔がアクセントになってヤバいことに...


焼き&鍋のシンプルな展開ですが、
結構な量は食べてます。お酒も
結構呑(や)りました。

それでいて支払いが5000円程度って
いうんですから、そりゃ予約が取れない
ワケですわ。

こういう深さが『銀座』ですね。 → 人気ブログランキングへ

kyah2004 at 23:30│Comments(0)TrackBack(0)和食 | ¥5000〜

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔