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自殺の韓国女優「性接待」手紙公開

 自殺した韓国の人気女優、チャン・ジャヨンさん=09年2月(聯合=共同)
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 自殺した韓国の人気女優、チャン・ジャヨンさん=09年2月(聯合=共同)

 2009年3月に「性接待を強要された」とのメモを残して29歳の若さで自殺した韓国の人気女優チャン・ジャヨンさんが書いたとされる手紙が公開され、関心を集めている。手紙には、チャンさんが性接待を強いられた相手の実名が記されており、警察当局が再捜査を開始。9日には約20通の手紙の原本を入手、筆跡鑑定に乗り出した。韓国メディアによると手紙には「31人に100回以上接待した」「復讐してほしい。接待を受けに来た男性は悪魔だ」などと記されているという。

  ◇  ◇

 手紙は韓国SBSテレビが約50通、250枚のコピーを入手したとして、6日のニュースで公開。大手企業や有力新聞社の幹部、金融機関、芸能関係者ら31人の名前を挙げ、100回以上の接待をさせられたとの内容が盛り込まれているとした。「不潔で悲惨で、狂いそうでもう死にたい」などと記されており、SBSは「本物」と報道した。

 韓国メディアによると、手紙にはほかに「接待を受けに来た男性は悪魔だ。新しい服を着る時はまた別の悪魔に会わなければならない」と悲惨な状況が記されている。

 また、チャンさんは「両親の法事の日にも接待に駆り出された。冥土から復讐してやる」などと書いているという。

 手紙を受け取っていたのは、刑務所に収監中の幼なじみを自称する男性(31)で、チャンさんの自殺直後、一部メディアに「悩みを打ち明けられていた」とする手紙を送っていた。警察当局は当時、手紙の中身を検討したが、チャンさんとは無関係と判断。男性には精神障害があったともされる。

 だが、チャンさんの自殺をめぐっては、所属事務所の前代表ら2人が暴行や脅迫の罪などで起訴されたのみで、性接待の相手として当時から名前が挙がっていた大手企業幹部らの処分はなし。性接待の実態は明らかにされず、捜査が不十分との批判が出ていた。

 新たな批判を避けたい警察当局は、趙顕五警察庁長官が8日、真相究明を指示し、約50人の捜査員を投入。筆跡鑑定には1週間程度かかる見通しで、注目が高まっている。

(2011年3月10日)

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