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【プロ野球】

激励会で「J−岡田」と呼ばれた T−岡田 発奮2安打

2011年3月10日 紙面から

 本塁打王なのに登録名がまだまだ浸透していない? そんな情けなさが発奮材料となったのか、オリックスのT−岡田が主砲らしい勝負強さで昨年の日本一チームを撃破した。

 前夜(8日)大阪市内で開かれた激励会でのこと。チームの後援会の関係者が壇上のあいさつで「J−岡田」と言ってしまった。その瞬間、T−岡田は苦笑いで済ませたのだが…。その関係者は手にしていたメモのTの文字の縦線下がはねてあったため、Jと見間違えたそう。それにしても、ティーではなくジェイと呼ばれたのは屈辱的。訂正にも時間がかかった。認知度のいたらなさを物語る出来事でもある。

 一夜明けて、T−岡田は2安打の2打点。初回にマーフィーから右前へ先制打を放ち、7回の山本徹から追加点を奪った右越えの二塁打は、岡田監督が「(統一球導入前の)去年なら入っていたかもしれんな」という当たりだ。「自分の仕事を考えて点を取りたい」。3回の1死二、三塁。5回の2死一、二塁の好機でいずれも三振に倒れた反省からか、笑顔は見せなかったT−岡田。「その積み重ねが信頼につながっていくので」と続けた。

 オープン戦の打率は3割3分3厘と上昇してきた。岡田監督は「開幕に向けて(調子を)上げていけばいい。それだけ」と心配はしていない。課題は、さらにもっと注目を浴びることかも。 (吉川学)

 

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