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【大相撲】

新生委員会発足 八百長再発防止に向け、6カ条骨子

2011年3月10日 紙面から

 八百長の再発防止策を検討する「大相撲新生委員会」が発足。9日に第1回の会合が東京・両国国技館で開かれた。

 外部から呼ばれた島村宜伸氏(元文相)が委員長に、村山弘義副理事長が座長に就任。安西孝之氏(財団法人日本ゴルフ協会会長)を含めた外部3人に、5人の親方衆が出席。約2時間に及ぶ会議で6項目の案が出されたが、その中で“一般人が八百長判断”するという異例の案が親方衆の1人から出された。

 村山弘義座長は「土俵の充実ということで、敢闘精神あふれる相撲が一番でも増えるように、例えば、一般の人たち、維持員とかね、土俵脇に来ている人たちにアンケート、マークシートみたいなものを配って(相撲の内容などを)評価してもらう。そういうこともあり得る」と語った。

 マークシートは5段階に分かれていて、評価が低いのが「1」で高いのは「5」。

 「敢闘精神を感じたかどうかで評価してもらって、全く感じないのが1で、強く感じたのが5。そういうのを例えば維持員に土俵脇から見てもらったらどうですか。その日のうちに集計してマスコミに発表したらどうですか」と村山座長。そのデータを監察委員長などが取りまとめ、日々の取組後の協議と合わせて検討する可能性もあるという。

 ただ、現役力士の中には冷めた反応をする者もいる。「維持員の方々といっても分からないと思いますよ。無理じゃないですか。風邪をひいたり体調が悪かったりするときもある。そういうときも敢闘精神がなかったと見られる」。相撲には見た目で判断できない難しさもある。 (岸本隆)

 

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