Jリーグは9日、東京都内で規律委員会(野村六彦委員長)を開き、鹿島のオリベイラ監督を呼んで、約1時間に渡って事情聴取を行った結果、6日の大宮戦(カシマ)での執拗(しつよう)な抗議と暴言を繰り返したことを理由に、同監督を1試合のベンチ入り停止処分とすることを決めた。12日の清水戦(アウスタ)でベンチ入りできなくなった。
同監督は大宮戦の後半17分、エリア内でFW興梠が倒されたにもかかわらず、PKを得られなかったことに端を発し、執拗な抗議を開始。試合終了直後には第4審判に詰め寄った。同審判から早く、ロッカー室へ戻るように促されると、これを退席勧告と判断、試合後の監督記者会見をせずに帰宅した。
退席処分を受けていないのに、その後の判断で監督がベンチ入り停止処分となるのは極めて異例。記者会見を行わなかったことについても、同監督にはこの日、注意が与えられた。
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