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“鬼束DV男”を裁判官がバッサリ

 シンガー・ソングライターの鬼束ちひろ
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 シンガー・ソングライターの鬼束ちひろ

 シンガー・ソングライターの鬼束ちひろ(30)の顔などを殴り全治1カ月の重傷を負わせたとして、傷害罪に問われている古宮裕輔被告(39)の第3回公判が7日、東京地方裁判所で開かれ、被告人質問が行われた。顔面や肋骨(ろっこつ)などを骨折した鬼束への暴行について、古宮被告は「左手で顔を1度たたいただけ」と説明。裁判官からは矛盾点を再三、指摘され、古宮被告は180センチを超えるプロレスラー並みの巨体を小さく丸めていた。3月30日に論告求刑が行われる。

  ◇  ◇

 初めての被告人質問で、古宮被告の口から飛び出したのは、言い訳のオンパレードだった。

 鬼束の顔を数回殴った上、床にたたきつけるなどの暴行で、肋骨骨折などのけがを負わせたとする起訴事実に対して、「左手で顔を1度たたいただけ。たたいたはずみで倒れ、床に顔をぶつけた」と、改めて起訴事実の一部を否認。暴行時についても「(鬼束が)うそを言っているか。勘違いしていると思う」と自らが正しいと主張した。

 4月に新曲リリースが決定し、仕事復帰することになった鬼束には、謝罪の手紙を送ったというが裁判官は“矛盾”を指摘。「なぜ、うそを言っていると思う人に手紙を送るんですか。裁判で有利になると思ったからですか」と切り捨てた。

 また、暴行の動機となった鬼束へ対する不満については、「『PVを見て』と言われて見たら、(鬼束が)外国人とキスしているビデオだった」「オートロックで閉じこめられて、助けを呼んだが無視された」などと、詳細に陳述。

 しかし、鬼束を証人として呼ばなかったことについて「大騒ぎになり、迷惑がかかる」と話し消極的な姿勢をみせると、裁判官は「じゃあ、きょう何で(鬼束に不利益になるような)こんな話をするんですか。だったら、黙っていればよかったんじゃないですか」とバッサリ。

 “鬼束DV男”と書き立てられた古宮被告も、裁判官の一喝に、巨体を縮めて視線を落とすしかなかった。

(2011年3月8日)

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