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最終更新:2011年3月10日(木) 2時4分

土肥氏“竹島放棄”に署名、首相「遺憾」

土肥氏“竹島放棄”に署名、首相「遺憾」

 民主党の土肥隆一衆議院議員が、日本政府に竹島の領有権の主張を中止するよう求めた日韓の議員連盟の共同宣言に署名していたことが分かり、菅総理大臣は「大変遺憾だ」とした上で、「しかるべき形で対応する必要がある」と述べました。

 土肥氏は、先月下旬にキリスト教関係の議員交流で韓国を訪れた際、日本が竹島の領有権の主張を中止するよう求めた日韓の議員連盟の共同宣言に署名していたものです。

 土肥氏は取材に対し事実関係を認めた上で、「発表の場にいたのはうかつだった。文書の内容をよく確認すべきだった」と語り、10日に記者会見して釈明する考えを示しました。

 「大変遺憾に思っています。竹島は日本の固有の領土であって、その立場はまったく変わりません。今、内閣という立場での役職についておられませんので、しかるべき形で対応することが必要と思っています」(菅首相)

 菅総理はこう述べた上で、竹島が日本の固有の領土であるという立場はまったく変わらないと強調しました。土肥氏は、菅総理を支持する議員グループの幹部として知られています。(09日22:32)

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