政治【竹島領有権否定問題】 政権の「主権意識」の希薄さをまた露呈 野党は徹底追及 民主内紛にも新たな火種+(3/4ページ)(2011.3.10 00:16

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[政治]ニュース トピック:領土・領有権

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【竹島領有権否定問題】
 政権の「主権意識」の希薄さをまた露呈 野党は徹底追及 民主内紛にも新たな火種

2011.3.10 00:16 (3/4ページ)

 ところが、首相にその覚悟は見えない。土肥氏の行動を「大変遺憾だ」と語ったとはいえ、今後の対応はまたも党執行部に委ねてしまった。

 枝野幸男官房長官も逃げ続けた。9日の記者会見で土肥氏の問題を問われても「政府も民主党も竹島が歴史的にも法的にも日本固有の領土であることは一貫して変わるものではない」と繰り返すばかりだった。

 ただ、自民党が見過ごすはずはない。小野寺五典外交部会長は「事実ならば議員辞職勧告に値する」と語り、10日の党外交部会で取り上げた上で国会で徹底追及する考えを示した。

 大島理森副総裁は「日本の国会議員としてあるまじき恥ずべき行為だ。民主党や政権の正統性を否定する象徴的な“事件”だ」と批判。安倍晋三元首相も「国家、主権、領土に対する民主党の体質を表しており、看過できない」と語った。

 民主党でも憤りの声が相次ぐ。渡辺周党国民運動委員長はBSフジの番組で「あってはならない見当違いであり撤回すべきだ。放置すれば党が黙認したことになりかねない。公の場で説明していただきたい」と指弾。斎藤勁民主党国対委員長代理も「信じられない」とあきれ、ある若手は「これでは左翼政権だと思われる。議員辞職ものだ」と怒りを爆発させた。

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