更新計画変更の経緯について( Fujitsu PRIMERGY RX200S6 )
平成23年2月
平成23年度にスーパーコンピュータシステムの更新を予定しておりました.しかし,システム更新に向けた調査の結果,以下のことが分かりました.
- 今後 4年間の運用を想定すると,総理論演算性能 500TFLOPS以上,総主記憶容量 150TB以上が必要
- 平成23年度前半の運用開始に間に合うアーキテクチャで上記の条件を満たすシステムでは,本センターの電源容量,設置面積を超える規模となる
- 平成24年になると,複数社(インテル,富士通,AMD)から単位電力あたりの性能を飛躍的に向上させたプロセッサが登場する予定で,それにより上記の条件に近いシステムを導入可能となる
そのため,スーパーコンピュータシステムの更新を 1年間延長することとしました.
ただし,現有のスーパーコンピュータシステム(Fujitsu PRIMEQUEST 580,Fujitsu PRIMERGY RX200S3)は,平成22年度でリース期間が終了するため,平成23年度は再リースとなり,金額が大幅に下がります.そこで,平成23年度だけの短期レンタルシステムを導入し,既に深刻な状況となっている計算資源不足に対応することとしました.
また,新高性能演算サーバシステムに可能な限り多くの電源容量を供給するため,現有の Fujitsu PRIMEQUEST 580については,演算ノード数を大幅に減少させて運用することとなりました.