米国務省日本部長「沖縄はゆすり名人」発言問題 米国務次官補「個人的に陳謝したい」
アメリカ国務省のケビン・メア日本部長が、沖縄県民は「ごまかしとゆすりの名人」などと発言したとされる問題に対し、キャンベル国務次官補は8日、「個人的に陳謝したい」と述べた。
キャンベル次官補は、日本への出発に先立ち、「報道がもたらした誤解について、個人的に陳謝したい」と述べて、日本側に、非公式に謝罪する意向を表明した。
また、メア日本部長の発言について、「残念であり、深く失望している」としたうえで、「報道は正確でないし、アメリカ政府の見解を反映したものでもない」と強調した。
メア日本部長は8日、キャンベル次官補と共に日本を訪れ、日米高官協議に出席する予定だったが、今回の事態を受け、急きょ出張をキャンセルした。
一方、問題となったメア日本部長の講義を聞いていた生徒は、FNNの取材に対し、「発言を聞いてショックを受けた」と話した。
トリ・ミヤギさんは「アメリカの外交官が、同盟国を『ゆすり』とか『怠け者』呼ばわりしたことに衝撃を受けた」と話した。
一方、メア日本部長はFNNの取材に対し、自らの発言とされる内容について、「正確でもないし、完全でもない」と否定している。
(03/09 10:32)