BBCが長崎市に謝罪メール
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BBCが長崎市に謝罪メール

3月9日 4時51分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

広島と長崎で2度被爆した男性のことをイギリスの公共放送BBCがコメディー番組で、「世界一不運な男」などと取り上げた問題で、抗議を行った長崎市に対して、BBCから謝罪のメールが届きました。

この問題は、BBCが去年12月に放送したコメディー番組の中で、広島と長崎で2度被爆し、去年1月、93歳で亡くなった長崎市の山口彊さんのことを「世界一運の悪い男」などと取り上げたものです。長崎市は、先月、「二重被爆者の誤った姿を伝えた」としてBBCに抗議するとともに、山口さんの証言を記録した映画のDVDと原爆の写真集を送り、真実を伝える報道番組を放送するよう要請していました。長崎市によりますと、7日、BBCのマーク・トンプソン会長の名前で謝罪のメールが届いたということです。そして、「今回の件でご迷惑をおかけしました。被爆地の気持ちや怒りは理解しています。映画のDVDについては心にとめておきます」と書かれていたということです。長崎原爆資料館の中村明俊館長は、「DVDの内容の放送に触れていないのは残念だが、抗議に対しては真面目に答えている。これをきっかけに二重被爆者について、広く知ってもらえるよう取り組みたい」と話しています。