2011年3月 9日 (水)

ミステリーサークルパター

ゴルフ好きの方、ご注目ください。私の発明のこのパター、ただ今モニター価格で販売しています。これはごく限られた人々に提供するものです(およそ70本限定)。詳しくは『大槻義彦ゴルフチーム』ブログをごらんください。

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2011年3月 4日 (金)

【核の冬】

Sさんから以下の投稿をいただきました。


▼Sさんからの投稿
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大槻先生、いつも明快な回答を興味深く拝見しております。
私は北海道在住の47歳の内科医です。

地球温暖化、最近では気象変動とも言われますが、ここ数年興味があり、さまざまな研究者の著書を読みました。私なりに、現在の「温暖化」はCO2原因説では十分に説明できず、大きく「太陽活動の変化」によるものと理解しています。

産業革命以降、地球の平均気温が上昇したとのグラフはネット上でも見ることができますが、私なりに気になっていたことがあります。それは1940年代の中盤から1970年頃までの平均気温のトレンドです。1940年ころまで、かなり明瞭に上昇しているようにみえる地球の平均気温は、1970年頃まで不安定に上下しており、その後再度上昇に転じています。もしもCO2の人為的な排出が気温上昇の主因であるならば(実際、この間もCO2排出は増加しています。化石燃料の消費が極端に停滞していたことなどありませんから)、この気温の変化は説明できません。私としては、「太陽活動が何らかの原因で動揺していた時期」と解釈していました。もっとも、中世の小氷河期には、太陽黒点がほとんど見られなくなった時期があるものの40年代から70年過ぎまで、そのような事実はありませんが。

ところが、最近複数の科学者グループが、「限定的な核戦争(核弾頭100発程度)でも『核の冬』になりうる」とのリポートを出したという記事をとある自然科学系のサイトで目にし、ふと思ったのです。もしもこれが事実なら、私たちはすでに『核の冬』を経験しているのではないかと。

人類は1940年代から「部分的核実験禁止条約(PTBT)」が発効した1963年まで、米国をはじめとして数百から千回以上の地上(ないし大気圏内)核実験を繰り返しました。これだけの核爆発を繰り返したら、一回の核爆発で生じる放射性降下物や爆発で巻き上がる粉塵などはそれほどでなくとも、当然環境に影響を与えうるのではないでしょうか?もしかしたら、「オゾンホール」にも影響しているのでしょうか?先生のお考えをお聞かせいただければ幸いです。
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▼大槻からの回答
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投稿いただき、ありがとうございました。
たしかに地球温暖化の問題は複雑ですね。第一、本当に温暖化しているかどうかすら、はっきりしません。それに加えて、それがCO2の排出量の増加によって説明できるのかすら疑問が残ります。もちろん太陽黒点数の変化による気温変動の可能性もありますが、そのほか、大気の水蒸気、つまりH20の変動による気温変動の可能性も指摘されております。核実験による気候変動もおおいにありうることです。
詳しくは、私が編集長をやっている物理科学雑誌『パリティ』(丸善)で、この3月号より特集を始めますのでご覧ください。
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2011年3月 1日 (火)

車と霊?

Nさんから以下のような投稿をいただきました。

大槻先生のご意見いつも拝見しています。
> 実は私は1度だけ心霊現象(?)体験があるのですが、納得のいく
> 説明が自分でもできません。周りは自縛霊と守護霊のせいだとか
> 言うのですが、そんな平安時代の人のような説明で納得できる
> わけもありません。次のような現象は科学的に起こりうることなの
> でしょうか?
>
> ・10年以上前の夏の話、発生時間は深夜1時~2時くらい
> ・場所は愛知県犬山市の入鹿池の湖畔の道路
> ・天候は雷雨があがったあとの晴れか曇り
> ・そのとき乗っていた車はマツダのファミリア
> ・運転に支障はでないが、それなりに疲労がたまっていた
>
> 入鹿池の湖畔の道路を運転中、エアコンから吹き出す風が急に
> ぬるくなり湿度が上がった。反面私は、変な寒気を感じた。ふと、
> サイドミラーを見るとそこに顔が映っていて、あまりのことに
> ハンドル操作を誤り(?)、池に向かって車が進みだした。
> (この間わけがわからず何も覚えていない)
> 冷静さを取り戻すと、ハンドルは池とは逆の方向を向いていて、
> 私はものすごい力でブレーキを踏んでいて、サイドブレーキまで
> ひいてあった。幸い対向車も後続車もなかったので事故には
> 至っていない。その後、このようなことは二度と起こっていない。
>
> この話を知り合いにしたのですが、その場所が心霊スポットとして
> 地元民に有名だったせいか、池で死んだ悪霊が私を池に落とそうと
> したのを、私の守護霊が助けた…なんてことになってしまいました。
>
> エアコンの風が急に変わったことから、暖気と寒気の堺を通過した
> のかと思います。その直後にこのようなことが起こりました。私と
> しては、何らかの原因で、自分の顔がサイドミラーかその手前の
> ガラスに映り込んで、それに驚いたか。洗車をまともにしていない
> 車だったので汚れを顔と誤認したかと考えています。映った顔に
> ついても、目があったように感じたのですが、いかんせんあまりに
> 突然のことだったので性別だとか、容姿は全く覚えていません。
> そのあとの運転操作についても、自分がパニックの中で反射的
> にやったような気もします。
>
> もし、自動車のガラスやミラーの仕様と特殊な気象条件が重なった
> ときにこのようなことが起こるようなら、自動車学校の教本に書いて
> おいてほしいくらいです。
>
> お忙しいなか長文失礼しました。
>
>
大槻からの回答

 そのときあなたは精神的にも肉体的にもストレスがかかって、気絶したのですね。危ないことでした。夏にクーラーが故障することはありますが、それで『寒気』がするとはおかしいですね。その前に神経が疲れており、きゅうに脈拍、血圧が変動、体温も急変することがあります。このとき、くるまのミラーには通常の舗装道路ではなく、その上に偶然たまっていた土砂があり、それを見たのでしょう。これは通常の舗装ではないので人や動物の顔にも見えるのです。このような土砂の上ではブレーキをかけると車は反転することがあります。

 実は私も10年ほど前、同じような『くるまの方向の反転』を経験しました。雨の午後、4号国道、下り、福島県と宮城県の県堺、越河峠あたり。急に左のミラーに犬のようなものを見ました。しかもタイヤの音もおかしい。とっさに急ブレーキをかけました。そのとたんにタイヤの音はさらに異常になり、あっと言う間に車は反転しました。すぐ後ろに大きなトラックが止まっていました。私の車の異常に気が付き停止してくれたのでした。これがあのトラックの直前だったら、と思うとぞっとします。

 道路を点検すると、道路にあったのは犬でも犬の顔でもなく、側溝に流された土砂でした。なお、考えてみればこの地点のそばに祖母のお墓がありました(笑)。迷信や夢、錯誤、幻視、幻聴を大げさに考えたり、非合理的に考えたりすればいつも霊などと結びつきます。

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2011年2月25日 (金)

クリーニング業界のオカルト

Sさんから以下の投稿をいただきました。

ご連絡申し上げましたのは、私が関わっているクリーニング業界は、ここ最近科学的根拠のない荒唐無稽な洗い方、加工などがはびこっており、それを売りものにしている業者がたくさんおり、歯止めが利かない状況になっております。それにも関わらず、クリーニング業界にそれを糾弾する動きがないため、それらへの対処法などをおうかがいできれば嬉しいと考えたからです。

 まず、業界で流行しているバカみたいなクリーニングを列記してみましょう。

健康クリーニング

 ここにクリーニングを出せば遠赤外線だのバイオ化だので体が健康になるというクリーニングです。勿論、そんなものがあるわけがありません。しかし、業界3位という大企業でもこんなものを標榜しています。

http://www.usachan.co.jp/mercy/index2.html

EMクリーニング

 沖縄の比嘉教授がEMなる土壌改良方法を研究していますが、このEM研究機構なる団体は、これをクリーニング業界に売りこみ、現在当業界で大流行しております。研究機構は「EMクリーニング」を商標登録するなどなかなか商売上手です。

http://www.em-cleaning.net/

 私はこの勉強会に参加し、「そもそも微生物群だというEMがドライクリーニングの石油系溶剤の中で生きられるのはおかしい」と質問したのに対し、「それは、波動の力だ」と言われたことがあります。

オゾンクリーニング

 オゾンの力で、クリーニングの洗浄力をアップさせるということをいう人は昔からいましたが、ドライクリーニングとオゾンにどの程度の関係があるのか全く疑わしいです。オゾンコースはいかがでしょうかと客に勧め、追加料金を取っている業者もいるので問題です。

http://www.cl-kyokuto.co.jp/ozon/index.html

 この他にもバカみたいな加工、追加料金がいっぱいあるのがクリーニング業界です。大槻教授の一喝を望みます。どうぞよろしくお願いいたします。

大槻からの回答

 『クリーニング業界、お前もか!』という状態ですね。しかもあなたのような業界関係者の方があきれるほどなのですから。なにが『波動』ですか、ナニが『EM』ですか。すべてインチキですね。そんなものやって詐欺まがいの商売をやるなら、むしろ殺菌、消毒をたしかなものにして欲しいです。もっともクリーニングはもともと汚れを洗い流すのですから、つまりは雑菌を洗い流しているでしょう。つまりクリーニングはそれ自体すばらしい殺菌、消毒をしているのです。

oooo

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2011年2月24日 (木)

水爆のレーザー起爆

Tさんから以下の投稿がありました。

以前「月面着陸」についての質問をさせて頂いた者です。あの時は丁寧に回答して下さり本当にありがとうございました。
>
>
> 今回、再度投稿させてもらったのは、「戦争を違法化しろ」という大槻教授のブログを拝見し、本当にその通りだと思ったからです。
>
> 僕は、日本の物理学会の権威である大槻教授なら、科学の正当性を武器に戦争を違法化する事が本当に出来るのではと考えています。
> どうか、このブログがその足掛かりになる事を願います。
>
>
>
> 大槻教授はおそらく多忙なので、この短い映像2つについて貴殿の見解をお伺いしたいと思っています。
>
> これははWTC倒壊直後の現場消防士の映像で、携帯電話と無線が通じない現象が起こっています。日本でも正月前後はサーバーがダウンして携帯が通じなくなる事はありますが、911時件当時、現場周辺の携帯を含む通信機器が繋がらなくなりました。(http://www.youtube.com/watch?v=1IYlEVCpG_0&feature=related)
>
> こちらはニューヨーク州知事のグラウンドゼロの視察映像です。ビル倒壊の原理は大槻教授の見解で理解出来ました。なので、この映像にあるコンクリート基礎の消失と鉄骨の長期に渡る溶解について、見解を伺わせてください。(http://www.youtube.com/watch?v=6HENbLXwA6o&feature=autoplay&list=PL428C6D6D2F7F7F7E&index=10&
> playnext=10)
>
>
>
> また、純粋に科学的な質問をさせて下さい。
> 原子爆弾の起爆の代わりにレーザーアブレーションを用い、放射能(放射線ではない)の検出されない水爆を作る事は可能でしょうか?
>
> IAEAの劣化ウランFAQ集(http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/iaea/duqaa_ja.html#q5)
> ここには劣化ウランよりもラドンガスに対する健康被害が指摘されていますが、なぜ世界の公式見解ではイラクでの異常な発癌と先天性奇形児が劣化ウランによるものであるとしているのでしょうか?
>
>
> 僕は絶対に戦争は起こしてほしくありません。ご意見宜しくお願い致します。
>
>  大槻からの回答

 9.11事件のコメントはお許しください。すでにこの問題については繰り返し申しのべました。このような同時多発のヤラセは不可能だからアメリカ政府関係者の自作自演はありえません。ところで『レーザー起爆による水爆』の問題ですが、一体だれが『放射能を出さない』と言ったのでしょうか?核融合反応は多量の放射能をだします。放射能を出さない

核物質HE3を使えば可能性はありますがこの元素は地球上にはありません。イランでの発ガンと奇形児の問題はアメリカの劣化ウラン弾でしょうね。ラドンガスなら急に患者数が増えてくるはずはないからです。

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