大相撲八百長問題を受けて設置された再発防止委員会は9日、両国国技館で初会合を開く。委員会は外部有識者3人と親方5人で構成。メンバーのうちの3人が8日までに、7年前に廃止された公傷制度の復活などの私案を披露した。
日本プロスポーツ協会会長で元農相の島村宜伸委員は、本場所での大けがを救済する公傷制度について「年6場所制はきついが、やむを得ない。ならば医科学的に厳正に判断した上での公傷制度を戻すべきだ。真面目にやっている者の救済措置は必要」と話した。
また、放駒理事長の弟子、芝田山親方(元横綱大乃国)は、無気力相撲をチェックする監察委員の親方5人を東西の支度部屋に配置し、“仲介役”の出入りの見張り役とすることを提案。「土俵は間近で審判委員が見ている。監察委員は監視員になってもいい」との考えを示した。
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