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【プロ野球】

阪神・秋山 ローテ残った 気迫で4イニング無失点

2011年3月9日 紙面から

阪神−西武 先発で4イニングを投げ、無失点に抑えた秋山=皇子山球場で

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 開幕ローテ入りへ失敗は許されない中、阪神の秋山が生き残った。先発で4イニングを3安打無失点。次回の挑戦権を力でもぎとった。

 追い求めていた力強い速球で、ほぼベストメンバーの西武打線に真っ向勝負した。「下でも練習試合でも結果を残せなかった。不安な気持ちはあったけど、マウンドには強い気持ちで上がった」。気迫は白球に乗り移った。3回以外はいずれも走者を出したが、得点は許さなかった。

 高卒ルーキーながら昨季終盤に4勝。今季はさらなる飛躍が期待されるが、才能を完全開花さすべくキャンプは2軍スタートとなった。ただ、練習試合、紅白戦で結果を残せず、2日の教育リーグ中日戦(ナゴヤ球場)も3イニング3失点。まさに崖っぷちといえる状況でもらえたチャンスで、踏みとどまった。

 制球は思うように定まらなかった。味方の巧守に助けられ、痛烈な当たりが正面へ飛びもした。「しっかりコースに投げることができなかった。まだまだです」と不満顔なのもうなずける。中日の佐藤スコアラーも「去年の方がいい。全体的にもっと低めに集まっていた」と言う。まだ昨年の域には達していないのが現状である。

 「次も上(1軍)で? そやね。今のところは」。それでも真弓監督は再度チャンスを与えることを明言した。能見、久保、スタンリッジ、岩田、榎田の5人は当確。残り1枠を下柳、メッセンジャー、小嶋らと争う。厳しい戦いが続くが、秋山にわずかに光が差し込んだ。 (島田明)

 

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