新ヘアスタイルで練習に姿を見せた斎藤=鎌ケ谷・ファイターズスタジアムで(北田美和子撮影)
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日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=の開幕ローテ入りが8日、確実になった。京セラドーム大阪でオリックス戦に臨んだ梨田監督は「ウルフと佑ちゃんは(ローテ入り当確ランプが)点滅しかけてる」と斎藤のローテ入りに初めて言及した。13日の横浜戦(横浜)でプロ初先発する斎藤は本隊を離れ、千葉・鎌ケ谷市の2軍施設で調整開始。プロ仕様の“中6日調整”を学んでいくことを明らかにした。
新人合同自主トレ以来約1カ月ぶりに鎌ケ谷に戻った斎藤は、前日に散髪も済ませてリフレッシュ。室内練習場でキャッチボール、ダッシュなどをこなした。今後は先発投手としての調整に入るが、大学時代とは違い、中6日で回るローテーションは斎藤にとって未体験ゾーン。芝草投手コーチも「中6日はこういうもの、というのを感じていくしかない。1、2回では分からないし、シーズン中に覚えていくしかない」と語った。
練習はダルビッシュと一緒に行い、中6日ローテの調整方法についてアドバイスを受けた。「1年を通してローテに入れれば、(練習量をセーブするので)体力が落ちてくると思う。こまめにトレーニングをしていきたい」。“ダル式調整法”も積極的に吸収し、ローテの座の死守を誓った。練習後はダルビッシュと私服姿で連れだって出掛けるなど、ピッタリとマークしていた。
今後は13日に5イニングを投げ、21日の阪神戦(札幌ドーム)でもう一度先発する。3月25日の開幕戦はエース・ダルビッシュの先発が決定。その後ケッペル、ウルフ、武田勝とつなぎ、30日のオリックス戦(東京ドーム)が斎藤のデビュー戦となりそうだ。 (臼杵秀之)
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