多くの世界チャンピオンを輩出した「ヨネクラボクシングジム」(東京都豊島区)で今月3日、練習時間中に米倉健司会長(76)が現金約80万円を盗まれる被害に遭っていたことが8日、警視庁目白署への取材で分かった。同署が窃盗容疑で調べている。
同署によると、3日午後5時ごろ、約60人が練習していたジムに、30歳ぐらいの男が「おいがボクシングをしたいと言っているので見学させてほしい」と現れ、ジム内を4時間ほどうろついていたという。
米倉会長が入り口付近に置いていた練習生の月謝など計約80万円が入ったアタッシェケースが無くなっており、この男が持ち出して立ち去る様子を所属選手が見ていたという。米倉会長が110番した。ホームページによると、ジムは1963年設立。ガッツ石松さんや大橋秀行さんら計5人の世界チャンピオンを生んだ。
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