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[政治]ニュース トピック:年金問題
【民主崩壊】細川VS長妻 醜い責任なすり合い ほくそ笑む野党
2011.3.8 23:58
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専業主婦年金の救済策をめぐる混乱は8日、細川律夫、長妻昭の新旧厚生労働相による醜い責任のなすり合いに発展した。違法献金問題で辞任した前原誠司前外相に続く「閣僚ドミノ」を狙う野党の格好の“餌食”となるのは確実。野党の攻勢を尻目に民主党では「菅降ろし」のマグマが噴きこぼれつつある。
(杉本康士、坂井広志)
「引き継ぎ書の中にこの件はなかった。事前に救済策の内容を聞いていたら私なりの考えを話した」
細川氏は8日の衆院厚労委員会で、長妻氏から救済策の引き継ぎがなかったことを暴露した。
これに長妻氏の堪忍袋の緒が切れた。国会内で記者団に「救済策で不公平が発生することはあるが、負の遺産をいったん整理しなければならないと判断した。マスコミも入れたフルオープンの形で決定したので周知されているのではないか」と断じた。当時厚労副大臣だった細川氏が「知らぬはずがない」と言わんばかりだった。
厚労省は当初、救済策の決定時期を課長通知が出された昨年12月と説明してきたが、国会で追及され始めると、長妻氏が厚労相だった昨年3月だったと説明を変えた。厚労省の政策に理解のある細川氏を守り、「嫌われ者」だった長妻氏に責任を押しつけようとの魂胆が透けてみえる。
自民、公明両党は両氏の泥仕合に「1粒で2度おいしい」とほくそ笑む。
細川氏が前原氏に続く「第2のターゲット」であることは間違いない。参院での問責決議を武器に閣僚の辞任ドミノを起こさせ、菅直人首相に衆院解散を促そうという算段だ。
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