03/08 18:57 更新
2004年、飯塚市などで女性3人が相次いで殺害された事件で、最高裁は、強盗殺人などの罪に問われた鈴木泰徳被告の上告を退けました。これで死刑が確定することになります。鈴木泰徳被告(41)は、2004年12月から翌年1月にかけて、飯塚市や福岡市などで路上を歩いていた女性3人を強盗や乱暴目的で殺害した罪で起訴されました。1、2審ともに死刑判決でしたが、鈴木被告側は「殺すつもりはなかった」として上告していました。8日の判決で最高裁は、「遊興費のための借金で金に困り、性的欲求不満で犯行を重ねた」と指摘。「社会に与えた影響は大きく、死刑の適用はやむを得ない」として上告を退けました。これで鈴木被告の死刑判決が確定することになります。死刑確定について、被害者の久保田奈々さんの父親は「当然のことと受け止めている。子供が死んだ悲しみは、家族にとって変わらずずっと続いていく」とコメントしています。