【北京=佐藤賢】中国国営の新華社によると、国家海洋局の海洋調査船として最大級の「海監50」(排水量3336トン)が2日、進水した。6月に東シナ海を管轄する東海分局に配備される見通しで、海洋権益を保護する体制を強化する。中国が領有権を主張する尖閣諸島付近での海洋調査と監視がさらに活発になる可能性もある。
海監50の航行速度は最大18ノット(時速約33キロ)。最新鋭の衛星通信装備を備え、ヘリコプターも搭載する。全長98メートルで幅は15メートル。排水量3000トンを超える大型の海洋調査船としては、南シナ海を管轄する南海分局に「海監83」が2005年から配備されているが、東シナ海への配備は初めてとみられる。
国家海洋局の劉賜貴局長は「新しい艦船の建造により、中国の海洋監視の能力を高めることになる」と強調した。中国は昨年9月の尖閣諸島沖での中国漁船の衝突事件を受け、海洋調査船による東シナ海での監視を強化している。
中国では国家海洋局のほかに農業省なども海上警備を担う。農業省は3000トン級以上の漁業監視船を今後5年以内に3~5隻建造する計画を示している。
海洋調査船、中国、東シナ海
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