最終更新: 2011/03/08 21:52

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熊本市3歳女児死体遺棄事件 男の自宅から少女の裸が載った本多数押収

熊本市で起きた3歳の女の子の死体遺棄事件で、逮捕・送検された男の自宅から押収された物に、少女の裸が載った本が多数含まれていたことがわかった。
この事件は、熊本学園大学2年の山口芳寛容疑者(20)が、熊本市の清水 心(ここ)ちゃん(3)の遺体を遺棄したとして、逮捕・送検されたもの。
山口容疑者の祖母は「本当にびっくりしました。(大学に)受かったときはうれしかった。よかったねと話をした。皆さんに迷惑かけまして、すみません。申し訳ございません」と語った。
山口容疑者は、事件現場となったスーパーを出て、自転車に乗って逃走したとみられている。
4日に行われた山口容疑者の自宅の捜索では、その際に使用したとみられる自転車のほか、パソコンや携帯電話、雑誌など50点が押収された。
そして8日、その中に、少女の裸が載った本が多数含まれていたことがわかった。
警察のこれまでの取り調べに対し、「女の子の口を片手でふさいで、片方の手で首を絞めたら女の子が亡くなってしまった。自分がやったことがばれたら、重い罪に問われると思い、怖かったので捨てた」などと供述している。
さらに、心ちゃんの遺体を遺棄した水路については、「小学校当時、友達と遊んでいた場所で、知っていた」とし、水路についている柵については、「通り抜けた」と供述している。
事件当日、現場のスーパー店内を3時間以上はいかいする山口容疑者の様子が防犯カメラに映っていた。
その時の様子を目撃したという子どもは「スーパーに来てトイレに行ったら、黒い洋服の男の人がいすに座っていて、こっちをジロジロ見ていて気持ち悪かった。(トイレから出てきたら?)いなかった」と語った。
また、大学の同級生は「『好きなタイプの女性は?』という話になった時に、(山口容疑者は)『小さい子。小学生くらいの子がタイプ。純粋な感じがして好き』と言っていました」と語った。
犯罪心理学者の桐生正幸氏は、山口容疑者について、「被害者の年齢が低ければ低いほど、日本の誘拐事件のデータベースでは、性的動機が強くなる傾向が出ている。本人が話すまでは、事情が出るまでは何とも言えないが、たぶんこの加害者にしてみれば、子どもに対しての親しみの行為を示すということで接触したと思われる。ただ、子どもが騒いでしまったということで、一気に行為がエスカレートしてしまったと考えられる」と分析している。
警察は、山口容疑者が、心ちゃんをわいせつ目的で連れ去ろうとした疑いが強いとみて、捜査を進めている。

(03/08 17:51 テレビ熊本)


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