NO2 国家とは何だろう？
今、現在の日本の「国」の姿を考えてみると、政府はGNPだけが頭にあり輸出企業だけを頼りにやってきたが、世界恐慌になると輸出相手国が相次いで保護政策を取るので、その結果円高が進み輸出が減ると同時に買わされていた赤字国債は紙切れ同然となり、帳簿上だけの黒字は実際は現実的大赤字になる。
何より怖いのは、就労人口の大部分を占める中小企業が疲弊し切っているということ。シャッター街が加速度的に進行しているのはご存知だろう。誰でも実感しているように不公平関税（日本だけが一方的に輸入関税を撤廃し、相手国は４０％相当をかけている。）があるために多くの日本の中小企業達は品質が良くても、アジア各国には絶対売れないシステムなのだ。国内では、ただでさえ中国・韓国・台湾製品との安い商品との競争なのに、高関税をかけられるため輸出できないとなると「やってられない」とばかりに廃業する中小企業が続出している。相手国が４０％関税をかけるというなら、その品目には日本も４０％関税をかけて初めて対等・公平な貿易といえるのではないか。日本政府は日本国内の中小企業達をわざわざ窮地に立たせる貿易をやっているとしか思えない。こんな不公平貿易を何年も続けてきて、日本の中小企業達は、まったくおかしくなってしまった。日本国内不景気の元凶はまさにココにあると私は思っています。
たとえは悪いが、大部分の国民のフトコロには頼りになる一万円札はすでに残っておらず、あるのは千円札が数枚と百円玉が少しであとは十円・五円・一円玉ばかりの財布状態と思って間違いない。現に今、ますますデフレスパイラル加速降下中状態だ。
日本の就労人口の大部分を占める中小企業が減るということは失業者が増えるということと同時に出生率も減るということ。
毎年々々大幅増税に継ぐ大増税をやらねば、将来公共事業の一つもできなくなることを意味している。現に現在、貿易収支は黒字と言っておきながら、相次ぐ増税のために民衆の生活を圧迫してしまっている。それは生命の存亡を越えるところまで来ている。（年金・保険・社会福祉・医療等々）
とにかく、今までやってきたことが何かが間違っていると気付いたら、元に戻るべきだ。「その内、いつか誰かがなんとかするだろう。」、「他人のことはかまっていられない自己責任だろ。」的な考え方は日本人らしくない。というか、もはや日本人ですらない。
間違ったまま、ずるずると思い知る所まで落ちてゆく。
「金は天下の廻り物」と諺があるくらい、金銭が威力を発揮するのは国民の大多数を占める中小企業で働いている従業員の方々の財布に充分なお金が行き渡った時だけであり、大企業がいくら売り上げを上げようが関係無いし、国の景気は上向くはずがない。大企業も中小企業の集合体に過ぎないのである。
また話が逸れてしまった。つまり何が言いたいのかというと、とにかく中小企業従事者たち皆が困っている肝心なところを一つだけ（輸入関税の事）改めて欲しいということであります。そうすると、中小企業で働いている人達のフトコロは大いに温まることでしょう。結果は中小企業＝大多数の国民が黙っていても日本の景気を押し上げてくれます。子供の出生率も上昇するかも？
一次産業も大事にするべきだし、二次産業も勿論大事にするべき、三次産業も四次、五次、六次…結局全部大事！
とにかく日本国民の大多数を占める中小企業を大事にしましょう。
※ 最後に、これはあくまで私の愚痴を書いたに過ぎませんので、内容に関する批判には答えられませんし、その知識もありませんので、たとえ誤字、脱字を指摘されても、削除させていただきますのでご諒承願います。
