「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問 メア氏発言
昨日知ったメア氏の発言には唖然とさせられましたが、独立国であるなら、日本政府は米国政府に対して厳重な抗議を行うべきと思います。
下記の記事で、メアの話を聞いて実際に沖縄を訪れた米国の学生達が、至極まともな感性・思考力をもっているのを知り、少し安心しました。
日本政府も彼らから学ぶことが必要なのではないでしょうか。
「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問 メア氏発言琉球新報 3月8日(火)10時5分配信
「沖縄の人々を見下していた。このような人が外交官であるなんて悲しい」。講義を聞いた学生の1人はこう振り返った。 事前に勉強会を重ねた学生たちは、質疑応答で「なぜ普天間が必要なのか」「辺野古移設による影響は」と投げ掛けた。 メア氏は、それまでの穏やかな表情から一転、いら立った様子で「辺野古が最善だ」の一点張りだった。学生の中には基地賛成派もいたが、多くの学生が県民を侮蔑する彼の発言に落胆した。 「沖縄の人たちは本当にレイジー(怠惰)なのか」。メア氏の発言に疑問を抱いたまま12月18日、来県した。 最初に訪問したのは沖縄戦の激戦地・糸満市。轟の壕では、暗闇の中で戦争が終わるのを待ち、飢えに苦しみながら息絶えた住民の体験に思いをはせた。1時間の滞在でも怖かった。多くの学生が涙を流した。体験者の証言も心に重く響いた。 広大な普天間飛行場は民間地に近く危険だと感じた。移設先とされる名護市で面談した稲嶺進市長は「陸にも海にも造らせない」と語っていた。 「沖縄はまだ軍と戦争に囲まれている。米国は沖縄の人々を傷つけている」。メア氏の発言と現実の沖縄の姿は懸け離れていた。 米軍ヘリパッド建設が進められている東村高江では、建設に抵抗する住民に「なぜ座り込みまでして反対するのか」と質問した。「米軍ヘリの騒音や墜落の可能性がある状況を残したくない」との答えだった。「わずかな人数で大きな米軍と闘っている」と勇敢さに驚いた。 なぜ沖縄の人が憲法9条を大事にしているのか、来日前に疑問に思っていた学生も、基地被害の現状を見て考えが変わった。 「聞いた話とは全然違う」。メア氏は日本の人々に差別感を持っているのではないか。そのような思考の持ち主から話を聞けば、米国の多くの政治家も沖縄の人を見下してしまうのではないか。沖縄での研修を通して芽生えた危機感と同時にメア氏の考えに疑問を持つ米国人がいることを、日本や沖縄の人にも知ってほしいという思いを強くした。 「日米の友好関係はとても重要だ。でもメア氏の考えや普天間問題がその関係を傷つけている」 (与那嶺路代、慶田城七瀬) 【関連記事】 メア氏差別発言 解任し米の認識改めよ ゆがんだ沖縄観を投影 臨時代理の枝野氏 外相辞任、普天間に「影響ない」 「沖縄で何を見たのか」 知事、メア発言に強い不快感 県「先行き不透明」 県外要求交渉の行方懸念 日米合意推進を強調 前原氏「今までの方針通り」 最終更新:3月8日(火)10時5分 |
こんな差別意識を持った人がアメリカの外交官だなんてひど過ぎます。
記事にもありますが、学生達の感覚の方が、はるかに公正で冷静です。
初めから沖縄に対して「見下した」感覚をもつ人が沖縄問題のアメリカ側の中心にいても、
沖縄の人々の暮らしを思い遣ることも、対等の関係で交渉することも出るはずがありません。
政府は、毅然として抗議してほしいです。
2011/3/8(火) 午後 1:28
全国紙でも取り上げるべき内容だと思います。ポチ
2011/3/8(火) 午後 1:48 [ nobu ]
「沖縄人はゆすりの名人」等と米国務省メア日本部長が日本・沖縄に対し屈辱的発言を繰り返していたとの事です。普天間基地移転に関しては「基地の周辺に住む方が悪い」「合意をするふりをしてより多くの金を得ようとする。沖縄の人々は『ごまかし』と東京(日本政府)は『ゆすり』の名人だ」とも講演しています。この報道を聞き私は震えるような怒りを感じました。アメリカは日本を対等平等の国とは決して思っていないところか、日本の平和には決してアメリカの基地は貢献しない証明の言葉です。思いやり予算は決して私たちが認めている訳ではなく、時の政府がアメリカの要求どおりに捻出しているだけです。この実態こそが米国の日本に対する「ごまかし・ゆすり・恫喝」行為そのものだと思います。枝野幸男官房長官は「発言について確認する必要はない」と述べていますが、日本特に沖縄県民に対して差別発言であり占領者意識丸出しの本性を表したものです。日本政府は毅然とした態度で今回の発言に抗議すべきです。そして私たち国民もこのような発言を許すことなく再び沖縄県民と共同の「基地はいらない」と声をあげる時だと思います。
2011/3/8(火) 午後 2:44 [ yuu*a2*miki** ]
pochi
転載させて頂きます。
沖縄の問題は本土の世論が「普通の感性」を取り戻せば解決がつきます。其の為には、マスコミの呪縛から解放される事が必要です。
2011/3/8(火) 午後 3:14 [ 櫻(M) ]
無心さん、こんにちは^^
米国政府に不利な報道は相変わらず流れませんね。
私こてつが語り場に於いて、主に主張してきた事が〈国家対国家〉では無く、〈民衆対民衆〉でなければ相互理解は得られない。
今回の学生さん達に、敬意の念を表したいです。
沖縄県民の皆様と、米国の学生さん達との【理解】と云う絆、この小さな絆が一つ、又一つと、地道ではありますが積み重なって行く所に、本当の【平和】があると、私こてつは【確信】してます。
無心さんの仰られた【無血革命】、凄く共感いたします(_ _)
ペンは剣より強し...
民衆が国境を越えて相互理解を得られる時代を、強く、強く、望んでやみません(_ _)
長文失礼しました(_ _)
2011/3/8(火) 午後 5:00 [ しろくろ ]