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ドクターヘリ:6月発進 医師不足対策、早期に稼働へ /島根

 ◇来月から訓練、11月の格納庫完成待たず

 県は11年度中の導入を予定しているドクターヘリの運航を6月から開始することを決めた。9日に医療や消防関係者でつくる「ドクターヘリ運航調整委員会」を開いて報告する。医師不足などの県内の医療事情から、早期の開始を判断した。4月から訓練を開始、6月から稼働する。

 ドクターヘリは当面、県立中央病院(出雲市)を基地病院とする。だが、同病院の給油施設は9月中旬、出雲空港(斐川町)の格納庫は11月上旬の完成予定。完成までは出雲空港で給油、屋外で夜間駐機などを行う。

 運航するのは「セントラルヘリコプターサービス」(本社・愛知県豊山町)で、同社によると、主に使うヘリコプターはBK117C-2型(川崎重工製)。同型は岡山県や山口県でも使用されている。島根県で実際に使う機体は6月ごろに完成予定という。

 県では09年8月に「医療用ヘリコプター導入・活用検討会」の初会合を開き、昨年2月に最終報告書をまとめた。医療情勢が深刻さを増しているとして、運航開始時期は11年度中の「できるだけ早期を目指す」としていた。【御園生枝里】

毎日新聞 2011年3月8日 地方版

 
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