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2011年3月7日(月) 19:27 |
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林原、会社更生手続きの開始決定
経営再建に向け、会社更生法の適用を申請した岡山市のバイオ企業・林原に7日、東京地裁は会社更生手続きの開始決定を出しました。 これを受け、債務整理など、今後、林原の企業再生に向けた動きが本格化します。
岡山市内にある林原本社では、午後5時から記者会見が行われました。 7日東京地裁が出した会社更正手続きの開始決定を受けたものです。 林原は、お菓子に使われる甘味料「トレハロース」や、抗がん剤のインターフェロンなどを開発した国内有数のバイオ関連企業です。 しかし、研究開発費などで負債が、林原グループ全体でおよそ1500億円に膨み経営を圧迫した上、不正経理も発覚。 先月初め、会社更生法の適用を東京地裁に申請していました。 7日東京地裁が会社更正手続きの開始を決定したことで、今後は管財人のもと、今年11月18日までに更生計画案をまとめることになります。 更生計画案では、恐竜や類人猿研究など、メセナ事業を含むグループ事業全体の見直しや、不動産など資産の売却についてどうするかが注目されます。 中でも焦点は、スポンサー企業の選定ですが、これについては、フィナンシャル・アドバイザーとなったGCAサヴィアン株式会社を通じて、選定作業が行われることになり、7月を目処にスポンサー企業を決める方針です。
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