マスク姿で新千歳空港に現れ、東京へ移動した斎藤(臼杵秀之撮影)
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日本ハムの斎藤佑樹投手(22)=早大=は7日、新千歳空港発の航空機で東京へ移動、1軍入りが確実な開幕まで無失点で突っ走ることを宣言した。ここまでオープン戦6イニング連続無失点の斎藤は、プロ初先発となる13日の横浜戦(横浜)に向け「開幕が近いのでアピールしたい。点を取られないようにしたい」と話した。8日からは千葉県鎌ケ谷市の2軍施設で調整する。
練習試合を含めれば、4試合、7イニング無失点の斎藤が“ゼロ神話”継続を誓った。6日の巨人戦(札幌ドーム)ではフルメンバー相手に3イニングを零封した。「(テレビなどで)一番見ていた選手」という高橋からもカットボールで2つ空振りを奪った。自身でも「出来過ぎじゃないですか」というピッチングで大きく自信を深めたようだ。
1月の新人合同自主トレでは「最初は打たれておきたい」と発言。ヤクルトとの練習試合を控えていた2月17日にも「打たれて学びたい」と話していた。その前言を“撤回”した理由も明快だ。「2月の時点ではまだ自分の状態が分からなかった」。順調な調整を続けて、すっかり実戦モードに入った。
大学時代は登板前日にブルペン入りするのが習慣だった斎藤だが、巨人戦登板前は2日前にブルペン入り。次回はスケジュールの関係で9日と登板前日の12日に投球練習を予定している。「先発は意識も準備も変わるけど、ダルビッシュさんからもアドバイスをもらっているので大丈夫」と斎藤。エースの助言も受けて、先発デビューのマウンドでもゼロを並べてみせる。 (臼杵秀之)
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