2日、岡山県北部の津山市で、民家の土蔵が倒壊し、ほぼ同じ時間帯にアメリカ軍とみられる航空機が低空飛行をしていたという目撃情報が寄せられたことなどから、防衛省では、関連があるか調査を始めました。
岡山県津山市の農業、井口貞信さん(66)によりますと、2日午後3時ごろ、「ゴオー」という大きな音が聞こえるとともに、自宅の近くにある高さおよそ5メートルの建てられて60年ほどたつ土蔵が突然、倒壊しました。また、ほぼ同じ時間帯に、アメリカ軍とみられる航空機が付近を低空飛行していたという目撃情報が、警察や付近の市や町に複数寄せられたということです。これを受けて、防衛省中国四国防衛局では調査を行うことになり、7日、担当者が津山市を訪れて、井口さんたちから当時の状況を聞き取ったほか、土蔵の被害の規模を確認しました。中国四国防衛局業務課の山下晴夫課長は「アメリカ軍の航空機が当時近くを飛んでいたのか、照会中だ」と話しています。近くに住む女性の1人は「音がしたので空を見上げると、先のとがった黒っぽい飛行機が低空で飛んでいた。今までに聞いたことがない大きな音で驚いた」と話していました。