2011年3月7日17時3分
熊本市内のスーパーで清水心(ここ)ちゃん(3)が行方不明になり遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で送検された熊本学園大2年、山口芳寛容疑者(20)=同市兎谷1丁目=が、店内の女子トイレにいた心ちゃんを隣の身体障害者用に移動させた可能性が高いことが7日、熊本県警への取材で分かった。
また、山口容疑者宅から県警が押収した品に少女への関心を示す複数の本類が見つかり、県警はわいせつ目的など事件の動機について慎重に調べている。
県警によると、店内のすべてのトイレを調べた結果、心ちゃんの足跡が女子トイレで見つかった。山口容疑者は3日午後4時ごろにスーパーに入店。午後7時半ごろ、両親らと店内にいた心ちゃんが1人でトイレに向かった1分ほど後に、山口容疑者も後を追い、約15分後に膨らんだリュックを背負って出てくる姿が防犯ビデオに映っていた。ただ、ビデオには2人が一緒の映像はなかったという。
山口容疑者は、身体障害者用トイレで「女の子の口を片手でふさぎ、もう片方の手で首を絞めたら死んでしまった」と供述しており、県警はほかの足跡や指紋などの分析も含め、心ちゃんを女子用から障害者用に移動させた経緯について調べを進めている。
一方、4日夜にあった家宅捜索で押収した山口容疑者の所持品からは少女への関心を示す本類が見つかったという。「殺すつもりはなかった」との趣旨の話もしているといい、県警は本人への調べとともに、パソコンや携帯電話などの押収品から、動機がわいせつ目的だったのかどうかの解明を急いでいる。