八代市千丁町の地域福祉保健センター「パトリア千丁」で3日、2階にある浴室の天井パネルが落下、入浴中の同市内の女性(66)が軽傷を負っていたことが4日、分かった。同日、市が発表した。
落下した天井部分。白いパネルがさびて茶色になっている=八代市千丁町のパトリア千丁
市などによると、落下したのは鉄製のパネル5枚で、大きさはそれぞれ幅約20センチ、長さ約1~2メートル。上部からつるした金属製支柱に固定してあった。
3日午後3時すぎ、女性がうたせ湯に入浴していると「突然雷のような音がして飛び出したら、天井が落ちてきた」という。女性が逃げる際にパネルがかすり、頰や腕などに軽傷を負ったという。
事故を受け、同施設を管理している市は同日夕、温泉施設の営業を中止した。
事故が起きた天井部分を2007年9月ごろ点検した業者によると「ある程度さびはあったが、すぐに落ちるような状態ではなかった」という。
市千丁支所の市川優二支所長は「今後このようなことが起きないよう、しっかり安全点検していきたい」と話している。(和田毅、長野希美)
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