もうすぐ公開されるディズニーの新作アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』。3D版と通常版が上映される予定だが、私は3D版を鑑賞。ストーリー後半のある描写は非常に美しく、そして3D効果の恩恵により感動が増幅。どうせなら3D版をオススメしたい。

そんな『塔の上のラプンツェル』のストーリーを皆さんはご存知だろうか? もともとはグリム童話のお話だ。魔女が幼きラプンツェルを誘拐し、塔に閉じ込め、魔女は自分を母親としてラプンツェルを育てた。ラプンツェルには不思議な魔力があり、その力を自分のものとするためだ。

そこにひとりの盗賊が現れ、ラプンツェルは人生で初めて塔の外に出ることができ……。と、これ以上書くと公式サイト以上のネタバレになってしまうので書かないでおくが、簡単にいえばラプンツェルの恋と外界の冒険メルヘンアニメというわけだ。

しかし、実はこの『塔の上のラプンツェル』、原作は非常にエロティックでスキャンダラス! 子どもに童話として話すことができないレベルのエロ官能小説といっても過言ではないのだ。キオスクに売ってるオッサン向け官能小説みたいなものである。

原作では、ラプンツェルの塔に王子様が夜な夜なやってきて、毎晩のように性行為を重ねる。ラプンツェルにとって初めての男性であり、唯一の男性が王子なのだ。その快感と愛を思う存分受け止めあうふたり……。

むさぼるように愛を確かめ合うラプンツェルと王子だったが、避妊なんぞしていないのでモチロン妊娠。……というストーリーである。ちなみに、原作では今回の映画のように魔女は悪人ではない。ちなみに、『塔の上のラプンツェル』の種類は大きく分けて初版(原作)と性的描写が省かれたそれ以降の作品、そしてディズニー版の3つがある。
(執筆 / ダタケ・ダルミ)

写真:: ロケットニュース24.