おととい、福岡市で、九州電力の会長の自宅に爆発物が投げ込まれた事件で、警察は指定暴力団・工藤会が関与した疑いが強まったとして、けさから会長の自宅などを家宅捜索しています。

北九州市小倉北区にある工藤会の会長の自宅にはけさ、県警の捜査員が家宅捜索に入りました。

きょうの捜索はおととい、東区の九州電力会長の自宅に爆発物が投げ込まれ、車庫の一部が壊された事件を受けて行われたものです。

また中央区の西部ガス社長の自宅でも、手りゅう弾のようなものが見つかっています。

西部ガスをめぐっては、九州電力と共同出資で進めている工事に絡んで、工藤会から銃弾を撃ち込まれたり、脅迫を受けたりするなどしていて、警察は今回の事件についても、工藤会の関係者による犯行と見ています。

西部ガス社長宅の防犯カメラには、鉄のかたまりを投げ込む男の姿が映っていて、警察が映像の解析を進めています。