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不正サーバー設置:容疑で中国人2人を逮捕 警視庁

 国に無断で中国人向けにインターネットの中継サーバーを設置したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは7日、宇都宮市川田町、私立大4年、白光文容疑者(29)ら中国人の男2人を電気通信事業法違反容疑で逮捕したと発表した。このサーバーは10年11月、家電量販店「ビックカメラ」でネットショップ会員20人のポイント数十万円分が勝手に使用される事件に悪用されていたことも判明し、同センターが関連を調べている。

 逮捕容疑は10年8月17~23日、総務省に無届けで宇都宮市内に中継サーバーを設置し、中国にいる利用者を国内のプロバイダーに接続させたとしている。2人は容疑を否認しているという。

 同センターによると、2人は月3000円でサーバーを提供し、中国在住の100人以上が契約していたとみられる。中継サーバーは接続履歴が残りにくく、ビックカメラの不正ポイント使用のほか、ネット銀行の預金の無断引き出しやIP電話の不正利用などにも悪用されていたとみられる。【伊澤拓也】

毎日新聞 2011年3月7日 11時24分

 

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