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大相撲の八百長メール問題で横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長(83)が、10日に両国国技館で開く横審の臨時会合で日本相撲協会へ提言する内容を6日、明かした。5月の夏場所の断固開催が第一で、提言が受け入れられない場合は改めて横審として「開催勧告書」を提出する用意もあると明言。また、疑惑の力士に対する2階級降格処分や、星の売買禁止の明文化を横審で提案する意向も示した。
鶴田委員長が協会に夏場所開催を直談判する。10日の臨時横審。放駒理事長(元大関・魁傑)が八百長メール問題の経過報告などを委員に説明するが、席上で「夏場所は断固開催しなければならない。理事長に直接、言います」と断言した。
特別調査委員会の八百長メールの調査は八方ふさがりで、進展はない。「こんなもの、厳密にやればエンドレス。どこかで線引きすることが大事なんだ。私の感触では、国民の半分は場所の再開を待っているよ」と鶴田委員長。だからこそファン代表として場所の開催を提言する。「再開するという旗の下に問題を片付けるという姿勢を見せてほしい。仮にやらないとなれば、今後、書面で協会に要求を提出することも考えるよ」と断言。理事長が本場所の開催に消極的な姿勢を取れば、協会に対し異例の開催勧告書を出す用意も見せた。
加えて当該力士らへの処分にも言及した。現時点で関与が認められている竹縄親方(元幕内・春日錦)ら4人は除名か引退勧告。残るグレー力士に対し、調査委は協会に対しシロと提言する方針を持っているが「私の考えは、番付の2階級降格。幕内は幕下に下がることになるが、それぐらいのことは必要だ」と明かした。
八百長問題については「金銭が派生するモノは厳罰。だけど、人情相撲はどうかな? これは文化だよ」との私見を展開。その上で協会の寄付行為に「金銭の派生する八百長は厳罰とか掲げるべきだ。故意による無気力相撲とか言っているが、何のことか分からないからね」と金銭による星の売買を禁ずる規定を新たに明記することも提言した。
これらすべてを「今度の横審で言います」と鶴田委員長。昨年2月の元横綱・朝青龍関の強制引退は横審の引退勧告書が引き金になるなど、横審は協会に大きな影響力を持つ。委員長の提言を協会は無視するわけにはいかない。
(2011年3月7日06時01分 スポーツ報知)
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