マッチ１３年ぶり「金八先生」出演　武田鉄矢に“最後の恩返し”

　ＴＢＳ系で２７日に放送されるドラマ「３年Ｂ組金八先生・ファイナル〜『最後の贈る言葉』４時間ＳＰ」（午後７時）で、歌手近藤真彦（４６）が１３年ぶりに同シリーズに登場する。武田鉄矢（６１）演じる金八先生が定年退職を迎えるにあたって、３年Ｂ組の歴代ＯＢ・ＯＧ総勢１５１人が出演。最後の卒業生を更生させようと奮闘する金八先生を、さまざまな場面で助ける。

　「−ファイナル」の３年Ｂ組で“札付きの不良”景浦裕也を演じるのは、これがドラマデビューとなるアイドルグループＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの岡本圭人（１７）。近藤は荒川の土手でＯＢとして景浦に会い、さりげなく金八先生の気持ちを伝えて諭すという、重要な役を演じる。

　１９７９年の第１シリーズで長ラン姿の星野清役を演じ、アイドルとして飛躍。９８年のスペシャル版では、ＯＢとして居酒屋で金八先生と杯を酌み交わした。荒川の土手で武田と再会した近藤は「この現場に来ると自然に『よう、清、元気か？』『先生も元気ですね！』っていう先生と生徒の会話になって、昔を思い出します」と感慨深げ。武田は「忙しいのにわざわざ出演してもらって、ありがたい」と感謝の言葉を述べた。

　シリーズが最終作を迎えることに、近藤は「本当に残念。でも金八先生も普通なら校長先生になっていてもおかしくない年なんですから、卒業させてあげないと」とコメント。

　さらに「長い間、日本の理想の先生像をドラマの中だけでなく私生活でも背負ってきたことは本当にすごい。プレッシャーを抱えて仕事をしてきた３２年間だと思う。これからは肩の荷を下ろして少し気楽に過ごしてもらいたいです。長い間お疲れさまでした」と“贈る言葉”をささげた。

　事務所の後輩の岡本については「初めてのドラマでこんなにいい役をもらえるなんて、うらやましい」と語り、「このチャンスを生かして、さらに飛躍できるはず」と励ました。

　今作は３年Ｂ組の歴代ＯＢ・ＯＧが１５１人も出演。景浦を更生させようと必死な金八先生を助けるため、さまざまな場面で登場するのが見どころだ。