前原誠司外相に献金していた京都市内で焼き肉店を経営する在日韓国人の女性(72)は6日までの共同通信の取材に、外国人の政治献金が違法とされていることを「知らなかったし、知っていたらするはずがない」と話した。
女性は、前原氏が幼いころ近所に住んでいた時から顔見知りでかわいがっていた、と献金の動機を語った。献金をしていることを前原氏に話したことはなく、「知っているわけがない」としている。献金し始めた時期などの詳細は明らかにしなかった。
前原氏と同年齢という女性の息子によると、前原氏はお祝い事などの時に店を一家で訪れ、家族ぐるみの付き合いをしていたという。
「在日韓国人でも公務員になれる時代なので政治の応援でお金を出してはいけないとは全く知らなかった。前原さんの側も、私たちが在日だと知っていれば受け取らなかったはずだ」と話し、双方に故意はなかったと強調した。