外相 辞任の意向周辺に伝える
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外相 辞任の意向周辺に伝える

3月6日 21時1分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

前原外務大臣は外国人からの違法な政治献金を受け取っていたことを受けて、みずからの責任を取りたいとして、外務大臣を辞任する意向を周辺に伝えました。前原外務大臣は総理大臣公邸で6日夜菅総理大臣と会談し、進退問題について協議したものとみられます。

前原外務大臣は、京都市内で飲食店を経営している在日外国人から違法な政治献金を受けていた問題を受けて、6日午後6時半すぎ総理大臣公邸に入り、途中から枝野官房長官と福山官房副長官も加わって、およそ2時間にわたって菅総理大臣と会談しました。前原大臣は総理大臣公邸を出る際、記者団が「菅総理大臣に辞意を伝えたのか」と質問したのに対し、何も答えませんでした。この問題で、前原大臣は続投に意欲を示す一方で、「閣僚という立場なので、外交のみならず、政府全体にどういう影響を与えるのか、私心を捨てて大局的に判断しなければならない。最終的には菅総理大臣の判断をいただく」と述べていました。こうしたなかで、前原大臣としては、野党側が強く辞任を求めていることに加え、民主党内でも平成23年度予算案など国会審議への影響を懸念する声が広がっていたことを踏まえ、政権運営への影響を最小限に食い止めるためにも、みずからの責任を取りたいとして外務大臣を辞任する意向を周辺に伝えました。会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、前原外務大臣は菅総理大臣に辞意を伝えたものとみられます。このあと菅総理大臣は総理大臣公邸から官邸に移り、枝野官房長官と対応を協議をしています。