前原外相 献金問題で辞任
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前原外相 献金問題で辞任

3月6日 21時20分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

前原外務大臣は、外国人からの違法な政治献金を受け取っていたことを受けて、みずからの責任を取りたいとして外務大臣を辞任する意向を菅総理大臣に伝え、了承されました。

前原外務大臣は、京都市内で飲食店を経営している在日外国人から違法な政治献金を受けていた問題を受けて、6日午後6時半すぎ、総理大臣公邸に入り、途中から枝野官房長官と福山官房副長官も加わって、およそ2時間にわたって菅総理大臣と会談しました。この中で前原外務大臣は、外国人からの違法な政治献金を受け取っていたことを受けて、みずからの責任を取りたいとして、外務大臣を辞任する意向を菅総理大臣に伝え、了承されました。前原大臣としては、野党側が強く辞任を求めていることに加え、民主党内でも平成23年度予算案など国会審議への影響を懸念する声が広がっていたことを踏まえ、政権運営への影響を最小限に食い止めるためにも、みずからの責任を取って外務大臣を辞任する判断をしたものとみられます。国会で予算案などの審議が行われているなか、主要閣僚である前原外務大臣の辞任は菅政権にとって大きな痛手となります。さらに野党側は、専業主婦の年金救済策を巡る問題で、細川厚生労働大臣の責任を厳しく追及することにしています。菅政権を巡っては、民主党の小沢元代表の処分を巡って党内対立が深刻化し、政権への求心力の低下が指摘されており、前原外務大臣の辞任で、菅総理大臣の政権運営は一層厳しい局面を迎えることになりそうです。