鎌ケ谷の松屋で迷彩服の男が切り付ける

　６日午前２時５５分ごろ、千葉県鎌ケ谷市東初富、牛丼チェーン店「松屋鎌ケ谷店」で、迷彩服を着た客の男が、店内で食事していた同県白井市の男性（２７）と茨城県稲敷市の男性（２５）にナイフで切り付けた。２人は首などを負傷し病院で手当てを受けたが、命に別条ないもよう。

　男は逃走。鎌ケ谷署は殺人未遂の疑いで行方を追い、約４時間半後に近くの無職船山泰孝容疑者（３８）を自宅で緊急逮捕した。

　同署によると、船山容疑者は「店には行ったが、やっていない」と容疑を否認している。自宅から血の付いた靴やナイフが見つかった。

　客の出入りを知らせるチャイムの音に腹を立てて店内で大声を上げたことをめぐり、男性らとやりとりがあったらしい。同署で当時の詳しい状況を調べている。

　男性店員が「ナイフを持った男が店で人を刺した」と１１０番した。（共同）

　［2011年3月6日12時45分］