2009年8月31日投開票の衆議院議員選挙公選法違反事件に関し、朝日等に掲載されたもの。
おかしい、選挙違反が少ない。違反をしないよう幹部から強いお達しがあったか?、そのため自民党
は負けたのか? それとも警察が発表していないのか?
運動員にたいし弁当しか提供してはならないとする公職選挙法第139条
の規定はおかしい。どのような
馬鹿がこのような規定を作ったのであろうか? 運動員に家族がいれば家族は生活していけないでは
ないか。独身でも通常の人であれば、弁当だけでは生活して行けまい。全てボランティアに頼れというのか。
ボランティアにも生活がある。同じボランティアが選挙期間中続けて来ることは難しく現実的でない。
金持ちでボランティアをしてくれる人がいれば良いが、金持ちほど金にはうるさく、金にならない
ことをしてくれる人は少ないだろう。これは自民党政治家が一番良くご存知ではないか?
業界団体等に利権を与えておけば、業界団体は手弁当でも運動員を出してくれるだろう。しかし
利権を与えないクリーンな政治が行われるようになれば、運動員は出してくれない。
業界団体等に利権を与えるのが政治である、と法で規定しているようなものではないか。日本の政治は
、法は滅茶苦茶である。
利権を与える立場でなくなり、来年の参院選では自民党政治家にも "このような法を作ったのは誰だ"
と怒る者が出てくるのではないか。
日当・時給の限度額を法で定めてクリーンな政治が行われるようにしなければならない。
警察庁の発表では、投票日翌日から9月29日までの30日間の摘発数は194件、408人で、
2005年の前回衆院選より件数で20件、摘発者数も28人減少。このうち逮捕者は111人で、
前回より14人減った。
容疑別では、買収がもっとも多い282人で、うち逮捕者は56人。大阪、埼玉、宮城の3府県では、
候補者3人(いずれも落選)が公職選挙法違反(買収)の容疑で逮捕された。
やはり警察が発表していないのである。当方のようなバカがいるから、一目瞭然で違反が多いのが
国民にばれてしまう。あまり発表してくれるなと依頼があったのであろう。
2009年9月2日朝刊
広津素子氏(小泉チルドレン)の運動員を逮捕
報酬払った疑い
選挙ビラを配るよう知人らに頼み報酬を払うなどしたとして、佐賀県警は1日、佐賀3区で落選した
みんなの党・広津素子氏(小泉チルドレン)の運動員で派遣会社登録社員の鈴木謙輔容疑者(56)=
佐賀県唐津市富士見町=を公選法違反(供与の約束、供与)の疑いで逮捕し、発表した。県警は同日、
鈴木容疑者宅と広津氏の事務所を家宅捜索し、事情を聞いている。鈴木容疑者は「違法と分かって
いた」と供述しているという。
県警捜査2課と唐津署などによると、鈴木容疑者は8月27日、広津氏を当選させる目的で、勤務する
派遣会社の経営者ら男性計5人に、時給制で選挙区内でビラを配ることを依頼。うち2人に28日、
広津氏の事務所内で事務所員を介してそれぞれ数千円を渡した疑いが持たれている。
鈴木容疑者は広津氏の選挙運動で車上運動員を務めていたという。
選挙ビラは27日、依頼を受けた5人が数十戸に配布。選管に届け出た法定ビラだったが、決められた
場所以外で配っていたことなどから、県警は5人の公選法違反(文書領布)での立件も視野に調べて
いる。広津氏本人からも事情を聞く方針だ。
9月3日朝刊
古賀誠氏支援者 供応容疑で逮捕
福岡県警
福岡県警は2日、衆院選福岡7区で当選した古賀誠氏(自民)の支援者で、同県広川町太田、
農業鶴基容疑者(51)を公選法違反(供応)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めていると県警は説明
している。
捜査2課などによると、鶴容疑者は6月中旬ごろ、同町内にある自身所有の倉庫内で、古賀氏への投票や
票の取りまとめなどを知人ら数人に依頼し、計数万円相当の酒や刺し身などを振る舞った疑いが持たれている。
古賀氏は同席していなかったという。
関係者は「(酒食のふるまいが)違反になるという認識が薄かったのではないか」と話している。
〈関連〉
2009年9月19日朝刊
古賀誠氏後援者罰金30万円
知人ら26人を買収
衆院選の福岡7区で当選した元自民党幹事長の古賀誠議員派の支援者が有権者を酒食でもてなし、
投票などを依頼した事件で、久留米区検は18日、支援者の福岡県広川町太田、農業の男性(52)を
公職選挙法違反(供応買収と事前運動)の罪で久留米簡裁に略式起訴した。久留米簡裁は同日、罰金
30万円の略式命令を出し、男性は即日納付した。区検によると、男性は古賀氏の選挙運動部隊「誠会」
の幹部。また、地検久留米支部は同日、男性から接待を受けたとして同法違反(受供応)容疑で書類送検
されていた知人の農家ら計26人を起訴猶予処分にした。「接待された金額も少なく、自白し、反省して
いるため」と説明している。
起訴状によると、男性は08年11月5日と今年6月13日、広川町内にある作業倉庫で古賀氏への投票や
票の取りまとめなどを知人ら計26人に依頼し、計6万6千円相当の刺し身や馬刺しなどを振る舞ったと
される。
2009年9月3日朝刊
見返りは肉 買収容疑
木原稔(自民)派の運動員、元熊本市議長逮捕
衆院選の有権者に牛肉を渡したとして、熊本県警は2日、熊本1区に立候補して落選した木原稔候補
(自民)派の運動員で元熊本市議会議長の食肉卸売業「矢野畜産」役員矢野昭三容疑者(81)=熊本市
九品寺5丁目=を公職選挙法違反(物品買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警によると、矢野容疑者は
「当選させるために配った」と容疑を認めているという。
捜査2課によると、矢野容疑者は8月18日の公示日前後、熊本市内の知人宅などを訪れ「木原をよろしく
お願いします」などと言って、木原氏への投票や票の取りまとめに対する報酬として男性3人に計数千円
相当の牛ステーキ肉やバラ肉、シーセージなどを渡した疑いが持たれている。矢野容疑者は67年、熊本市議
初当選。90年に約1年間、議長を務めた。
2009年9月5日朝刊
入所者の票 勝手に投票
森山裕(自民)派後援会支部長の特養施設長
特別養護老人ホームに入所している男性になりすまし、衆院選で勝手に不在者投票をしたとして、鹿児島県警は
4日、同県曽於市大隅町の特養老人ホーム「おおすみ苑」の施設長大迫鈴子容疑者(65)=同県志布志町松山町=ら
4人を公職選挙法違反(投票偽造)の疑いで逮捕し、発表した。県警の説明によると、大迫容疑者は「勝手に投票
なんてしていない」と容疑を否認しているが、ほかの3人は容疑を認めているという。県警は、ほかに不正行為が
なかったか調べる。
ほかに逮捕されたのは、副施設長高野亨(67)=同、事務長馬場順一(50)=曽於市大隅町、事務員山本洋子(67)=
志布志市松山町=の3容疑者。
調べでは、大迫容疑者らはおおすみ苑で8月27日に実施された不在者投票で、入所者の男性(82)の投票用紙
2枚を使い、鹿児島5区で候補者名、比例区で政党名ををそれぞれ無断で記入して投票した疑いが持たれている。
男性は当時外出していたという。
5区では自民、民主の両候補ら3人が立候補し、自民候補が当選したが、大迫容疑者らが誰の名前を書いたのかは
分かっていない。
おおすみ苑では入所者約50人のうち約40人が不在者投票をした。大迫容疑者は不在者投票の管理者で、
高野容疑者は立会人を務めた。同苑では馬場、山本両容疑者を含む4人が投票事務にかかわったという。不在者
投票は、投票日に投票所に行けない入所者や入院者が病院など施設にいながら投票できる制度。県選管が指定した
病院や施設に限られる。おおすみ苑は今回、苑側から申請し、指定を受けた。
〈関連〉
2009年9月8日 12:56産経
故人の不在者投票請求 鹿児島の特養ホーム施設長
鹿児島県曽於市の特別養護老人ホーム「おおすみ苑」であった衆院選の不在者投票で、公選法違反(投票偽造)
の疑いで県警に逮捕された施設長、大迫鈴子容疑者(65)が、衆院選前の7月24日に死亡した元入所者の
不在者投票を市の選挙管理委員会に請求していたことが、8日までに分かった。県警も把握しており、今後
調べる方針だ。
市選管によると、同ホームの不在者投票の管理者だった大迫容疑者は8月24日、入所者の大半に当たる
46人分の投票用紙を請求。亡くなった元入所者などが含まれていたため市選管が再度請求を求め、25日に
44人分を交付した。
衆院選鹿児島5区で当選した自民党の森山裕氏の陣営によると、大迫容疑者は地区の後援会支部女性部長を
務めていた。陣営は「全く知らず、寝耳に水だ」としている。
2009年9月5日読売
後藤田正純(自民)派運動員 買収容疑で逮捕
徳島
徳島県警は5日、衆院選徳島3区で当選した自民党の後藤田正純氏(40)派の運動員で、同県
つるぎ町半田、自称・自営業高橋博文(38)と、同所、自称・型枠大工石井和人(28)の両容疑者を
公職選挙法違反(現金買収)の疑いで逮捕した。
発表によると、高橋容疑者は8月下旬、つるぎ町内で、石井容疑者に後藤田氏への投票と票の取りまとめ
を依頼し、報酬として2万5000円を渡した疑い。石井容疑者は受け取った現金のうち5000円を
友人の20歳代男性に渡し、投票を頼んだ疑い。
2009年9月12日朝刊
社員の住所偽り投票させた疑い
千代田区の社長ら逮捕
8月30日に投開票された総選挙で、自社の社員の虚偽の住民異動届を提出して社員に投票させた
として、警視庁は11日、機械工具販売会社「水戸工業」(千代田区)の社長成田茂之容疑者(57)
=世田谷区成城2丁目=と同社取締役、総務課社員の3人を公職選挙法違反(詐偽投票)などの疑いで
逮捕し、発表した。3人とも容疑を認めているという。
捜査二課によると、成田容疑者らは08年4月、千葉県松戸市などに住む社員計4人が千代田区の
同社所在地に転入したとの虚偽の届けを提出し、8月下旬、4人に期日前投票させた疑いがある。成田
容疑者らは自民党を支持し、社員らに自民党に投票するよう指示したという。
8月30日時点で社員24人が千代田区の選挙人名簿に登録されており、うち13人が投票したと
いう。7月の都議選でも8人が投票していたという。
2009年9月16日読売
法定外の文書郵送容疑で前都議逮捕
衆院選 民主候補支援
先の衆院選で、東京22区で当選した山花郁夫氏(民主)の支援を呼び掛ける法定外文書を郵送した
として、警視庁は15日、前都議の伊沢桂子容疑者(44)(三鷹市牟礼)を公職選挙法違反(法定外
文書頒布、事前運動)の疑いで逮捕した。伊沢容疑者は黙秘しているという。同庁は、約10回の出頭
要請に応じなかったため逮捕したとしている。
発表によると、伊沢容疑者は公示前の先月10〜14日、「民主党公認予定候補の山花郁夫さんを
応援するために、皆様のお力をぜひお貸しいただきたい」などと書かれた文書を三鷹市内の約40世帯
に郵送した疑い。公選法では、選挙管理委員会に届けた文書しか配布できないが、同庁幹部によると、
伊沢容疑者は約1万5000世帯に自ら作成した文書を郵送したという。
伊沢容疑者は同市議を経て、2001年6月の都議選で初当選。都議を2期務め、今年7月の都議選で
落選した。山花氏は15日夜、読売新聞の取材に「(伊沢容疑者が)応援してくれているのは知っていた。
文書郵送について私は把握していないので、事実関係を確認したい」としている。
〈管理人〉 それでは 共産党攻撃の違法ビラ はどうなるのか。
不当な捜査はするべきでない。
2009年9月19日読売
堀内光雄陣営の町議を 買収容疑書類送検
山梨
衆院選山梨2区に立候補し、落選した自民党の堀内光雄氏(79)の票の取りまとめをする見返りに
現金を渡したなどとして、山梨県警は18日、同県富士河口湖町議の渡辺袈裟一容疑者(68)を公選法
違反(買収、供応)の疑いで甲府地検に書類送検した。
2009年9月30日朝刊
武山元衆院議員 買収容疑で逮捕
埼玉13区、否認
8月30日の総選挙で運動員に報酬を渡す約束をしたとして、埼玉県警春日部署は29日、埼玉13区から無所属で
立候補して落選した元衆院議員の武山百合子容疑者(62)=春日部市西金野井=を公職選挙法違反(買収)の
疑いで逮捕し、発表した。「選挙運動期間以前のバイト代は払ったが、その他の記憶はない」と容疑を否認して
いるという。
県警によると、武山容疑者は7月下旬、同市中央1丁目の事務所などで、運動員4人に、選挙運動の見返りに
時給900〜千円の報酬を払う約束をした疑いがある。
93年、当時の埼玉4区で日本新党公認で初当選し、自由党を経て民主党入り。衆院選で4回当選したが、05年は
埼玉13区で落選。今回は党の公認を得られず、落選した。
2009年10月1日読売
日当買収容疑で出納責任者逮捕
民主・後藤衆院議員
熊本県警は30日、衆院選熊本3区で落選し、比例選九州ブロックで復活して初当選した民主党の後藤
英友・衆院議員(43)の出納責任者、井上広世容疑者(42)(熊本市京町1)を、運動員4人に選挙運動の
報酬計数万円を渡したとして公職選挙法違反(日当買収)の疑いで逮捕した。出納責任者は連座制の適用
対象。井上容疑者の罰金刑以上が確定して連座制が適用されると、後藤議員は失職し、同一選挙区から
5年間立候補できなくなる。
〈関連〉
2010年7月31日 朝日
民主後藤氏陣営幹部有罪確定へ
公選法違反事件
昨年の衆院選で初当選した民主党の後藤英友議員(比例九州ブロック)陣営の幹部による選挙違反事件で
、最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は、公職選挙法違反(日当買収)の罪に問われた出納責任者・井上
広世被告(43)の上告を棄却する決定をした。29日付。懲役1年6カ月執行猶予5年の一、二審判決が
確定する。
後藤議員は熊本3区で落選したが比例区で復活当選した。井上被告は連座制の対象のため、公選法の規定
により、後藤議員が30日以内に当選が無効でないことなどの確認を求める訴訟を起こして勝訴しない限り
当選無効となり、熊本3区からは5年間立候補が禁じられる。
総務省によると、後藤議員の当選が無効になると、民主党比例九州ブロックで次点に相当する30位だった
中屋大介氏が繰り上げ当選となる。
〈関連〉
2010年8月1日 朝日
後藤英友氏「当選」有効確認提訴へ
民主党の後藤英友衆院議員(比例九州)陣営による公職選挙法違反事件で、被告の出納責任者の上告を
最高裁が棄却したことを受け、後藤議員は31日、熊本市内で記者会見し、当選有効の確認を求める訴訟
を福岡高裁に起こす考えを明らかにした。臨時国会の閉会後に提訴する予定。
公選法では、連座制の対象となる被告の有罪判決に不服がある場合、議員は検察官を被告として当選が
無効とならないよう確認を求める訴訟を高裁に起こすことができる。提訴の期限は有罪の確定通知を受け
てから30日以内。
2009年10月3日読売
買収で、佐藤孝行の次男佐藤健治容疑者逮捕
北海道
北海道警は2日、ロッキード事件で受託収賄罪の有罪が確定した佐藤孝行・元総務庁長官の次男で、
衆院選北海道8区から立候補し落選した函館市中島町、団体代表の佐藤健治容疑者(52)を公職選挙法違反
(買収)容疑で逮捕した。発表では、同容疑者は後援会の出納責任者と共謀し、運動員に選挙活動の見返り
として、計約200万円を提供した疑い。同容疑者は容疑を否認しているという。
2009年10月16日朝刊
小林千代美氏派の選対幹部を逮捕
公選法違反容疑
衆院選(8月30日投票)の北海道5区で当選した民主党の小林千代美氏派の選対幹部が、運動員に対し
選挙運動の見返りに現金を渡す約束をしていたとして、北海道警は15日、札幌市東区北37条東22丁目の
連合北海道札幌地区連合会長山本広和容疑者(60)を、公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕した。
道警によると、山本容疑者は、調べに対し「わかりました」と容疑を認めているという。
山本容疑者は小林陣営の選対委員長代行を務めた。このため、山本容疑者の禁固刑以上の有罪が確定した
場合、候補者の当選を無効とする連座制が適用される可能性もあるが、捜査幹部は取材に「選対での具体的
役割が解明できておらず、連座制の対象となるかは微妙だ」と話している。
〈関連〉
2009年11月7日読売
小林氏選対幹部 公選法違反起訴
北海道
衆院選北海道5区で当選した民主党の小林千代美氏(40)の陣営幹部による選挙違反事件で、札幌地検は
6日、公職選挙法違反(買収の約束、事前運動)で、元連合札幌会長山本広和容疑者(60)(札幌市東区
北37東22)を札幌地裁に起訴するとともに、連座制の適用に向けて迅速に裁判を進める「百日裁判」
を申し立てた。小林氏陣営の選対委員長代行だった山本容疑者が、連座制の対象となる「組織的選挙運動
管理者」に該当すると判断した。
山本容疑者に禁固以上の刑が確定すれば、札幌高検は連座制適用を求める行政訴訟を札幌高裁に起こす
ことになる。
毎日新聞 2011年2月9日(水)2時32分配信
買収疑惑 山岡氏の秘書聴取 運動員2人も 栃木県警
09年8月に投開票された衆院選栃木4区の山岡賢次・民主党副代表(67)派の買収疑惑で、栃木県警
捜査2課が山岡氏の私設秘書(37)から公職選挙法違反容疑で事情聴取していたことが捜査関係者の話で
分かった。県警は毎日新聞の取材に疑惑を認めた運動員2人からも既に事情を聴いた模様だ。秘書は疑惑を
否定し、運動員2人は報酬の受領を認めたという。県警はさらに聴取を重ね、宇都宮地検と連携して全容
解明を進めるとみられる。
【■明快図説■民主党の党内人脈図】山岡氏は小沢グループに
昨年12月に市民団体の男性から刑事告発を受けていた地検が、告発状を正式に受理していたことも新たに
分かった。秘書が立件されれば山岡氏の当選が無効となる連座制が適用される可能性がある。
運動員2人は栃木県に住むいずれも主婦。毎日新聞の取材に「後援会名簿を使って電話をかけ『山岡さんを
お願いします』と訴えた。1日200軒ぐらいかけた」などと栃木県真岡市の事務所で電話作戦をしていた
ことを認め、秘書らから09年11月に各12万円の報酬を受領したと証言した。
電話作戦は公選法上ボランティアだけに許され、報酬を受け取ると買収罪に問われる。
捜査関係者によると、県警の聴取対象は秘書や運動員2人以外の関係者にも広がっており、報酬の趣旨など
について解明するとみられる。
買収は電話作戦などの対価として運動員に金品を渡す「運動買収」と、有権者に金品を渡す「投票買収」
に大別される。いずれも金権選挙防止のために禁じられており、法定刑は3年以下の懲役か禁錮、または
50万円以下の罰金。秘書は公設、私設を問わず連座制の対象となり、禁錮以上の刑が確定すると当選は無効
となり、同じ選挙区からの立候補が5年間禁じられる。
疑惑は昨年12月、毎日新聞の報道で発覚。山岡氏は「法令に従って適正に処理している」と疑惑を否定
していた。