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【大相撲】

舛名大が涙の断髪式

2011年3月6日 紙面から

断髪式で千賀ノ浦親方(左)から止めばさみを受ける舛名大=名古屋市中区で

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 2月25日付で日本相撲協会から引退が認められた舛名大(26)=本名・田中周一、千賀ノ浦=の断髪式が5日、名古屋市内であり、約100人がはさみを入れた。出身の名大相撲部関係者はじめ、兄弟子の十両舛ノ山ら現役力士たちが集まり、5年半の力士生活をねぎらった。4月1日付で中日新聞社に入社が内定している。

 初めて結った大銀杏(おおいちょう)に、師匠だった千賀ノ浦親方(元関脇舛田山)が最後の止めばさみを入れると、思わず舛名大の瞳から涙がこぼれた。「人が多くて感動しました。けがをして1年半、こんなに覚えてくれていて、相撲を取っていてよかった」と感慨深げに話した。

 母・田中順子さん(59)、姉の裕子さん(29)も見守った。「首を痛めて出世できなかったが、一生懸命やった。三段目の力士にたくさんの人が駆けつけてくれた」と、順子さんは目頭を押さえていた。

 舛名大は2人目の国立大卒力士として、06年九州場所で初土俵。最高位は09年夏場所の東三段目89枚目。首を痛め、昨年の夏場所番付から番付外となり、しこ名が消えていた。

 春から新聞記者として第二の人生をスタートさせる。舛名大は「大好きな相撲に関われる仕事につけるならうれしい。頑張るつもりです」と決意を語った。 (近藤昭和)

 

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