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【プロ野球】

内海「沢村に負けた」5イニング2失点 原監督は合格点

2011年3月6日 紙面から

5回裏に2点を失い、厳しい表情でベンチに戻る巨人先発の内海=札幌ドーム

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 2年連続3度目の開幕投手を狙う巨人・内海哲也投手(28)が5日の日本ハム戦でオープン戦初登板。5イニング2失点と順調な仕上がりを見せた。東野、沢村との開幕争いのアピールの場は、次回登板が事実上の最後。沢村と“直接対決”する可能性も出てきた。日本ハムの斎藤佑樹投手(22)は6日の巨人戦登板に向けて最終調整した。

 先輩としての意地が気負いになった。3点のリードを奪った直後の5回裏に2失点。「今回は沢村に負けたと思う。点を取ってくれた後なので(無失点を)意識したんですけど…。悔しいっス。これじゃ去年と同じ」と内海。2日の西武戦で4イニング無失点の沢村に対する敗北感をにじませた。

 4回までの内容には進化の跡が見えた。日本ハムの新4番・中田は2打数ノーヒットに抑えた。2打席目には新兵器フォークで空振り三振。スライダーの精度には欠けたが、直球のキレと制球は“開幕OK”のレベルに十分達した。

 「順当なら、内海か東野に開幕投手を務めてほしい」と話していた原監督の評価も合格点。「いいと思います。反省点はあっても、非常にいい状態できている」。インパクトでは沢村に劣っても、実績と安定感は過去5年で2ケタ4度を含む58勝の左腕が上。順調であることが何よりのアピールポイントだ。

 開幕投手の決断は、10泊11日の長期遠征最後の14日阪神戦(岐阜)終了後の見込み。つまり、次回の登板が事実上の最後のアピールの場になる。ローテの中心を担う投手に確実に実戦を積ませることを考えれば、雨天中止の心配がない京セラドームのオリックス戦で内海と沢村が“競演”する可能性も十分だ。

 「毎回、投げる試合では開幕を意識してやっている。0封? ボクの中では一番重要です」と内海。もちろん、6日に先発予定の東野も黙ってはいない。鮮烈ルーキーが燃え上がらせた大役争奪戦。先輩投手が開幕マウンドを簡単に明け渡すわけにはいかない。  (井上学)

 

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