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【大リーグ】

建山 あと1球で初セーブ逃す カブス戦1イニング2/3を投げ2失点

2011年3月5日 紙面から

カブス戦で、1イニング2/3を4安打2失点した建山(共同)

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 あと1球に泣いた。建山は9回2死走者なしから連打を浴びて降板。救援が打ち込まれたため、建山に2失点(1イニング2/34安打)が付いた。

 試合後の建山は、マウンドを降りたときと同じようにうなだれた。「詰めが甘かった。勝負を急いでしまい、悔いが残る」。最後は追い込んでから直球を中前に運ばれ、「決めにいった。そういう心理が働くと甘く入った」と意気消沈。2イニング、35球の予定を上回る41球を費やしたため、無念の交代を告げられた。

 結果が出なければ、開幕マイナーという宣告が待っているのは必至。そんな危機感が建山を奮い立たせている。「アピールが足りない。結果を求めながら、自分を苦しめないように思い切ったピッチングがしたい」

 ただ、周囲は中継ぎとして期待する変則右腕に及第点を与えた。ホーキンス・ブルペンコーチは「いい仕事をした。初めて2回を投げたから疲れが出たのだろう。最後は速球が少し高めに浮いたが、それ以外はシャープだった。8回も(1死二、三塁の)ピンチを切り抜けた」と目を細め、ティーガーデン捕手も「最後は疲れただけ。いい球がきていた」と擁護。35歳の新人右腕・建山の戦いはまだまだこれからだ。 (大城和美)

 

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