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「ノア」（５日、有明コロシアム）
ＧＨＣヘビー級選手権試合は、王者・杉浦貴（４０）が、新日本からの刺客ジャイアント・バーナード（３７）の挑戦を退け、９度目の防衛に成功した。
のたうち回った。２・１６後楽園大会の前哨戦ではエプロンに。また、２・１９前橋大会の調印式では、机にパワーボムでたたきつけられ、腰の状態は最悪。この日も大技小技でねらい打ちされたが、杉浦は「ボクにはあれしかない」と投げ技一本やりだ。
バーナードライバーを、着地しての原爆固めで逆転し、張り手、肘打ち、ヒザ蹴りを交ぜながら五輪予選スラムを連発。３発目で引導を渡した。
Ｖ９を達成した王者は「読売巨人軍に並びました！」と絶叫。「鉄人（の領域）に行きたいですね。ちょっと見えてきた。記録は破られるためにあるから」と、小橋建太の最多防衛記録「１３」を視界に捕らえた。
すでに米ＷＷＥで世界タッグ王座を３度獲得したトレバー・マードックが挑戦を表明。腰が回復するヒマもない杉浦だが「日本人がおとなしいんでうれしい」と受諾しており、２１日・福岡大会でのＶ１０戦が有力だ。
(２０１１年３月５日)
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