安壮富士が激白…クロ前提で聴取された

 八百長への関与を否定した安壮富士=伊勢ケ浜部屋
 八百長への関与を否定した安壮富士=伊勢ケ浜部屋

 大相撲の十両安壮富士(35)=伊勢ケ浜=が5日、八百長問題を調査する特別調査委員会(調査委)から2度目の聴取を受け、調査員から“クロ判定”を前提とする質問を受けていたことを明かした。この日、一部で十両将司とともに調査委が新たに八百長への関与を認定した力士として実名で報じられたが、八百長への関与は否定した。

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 安壮富士によると、全関取を対象にしたものを含めて2度の聞き取り調査を受けた。「頭ごなしに『(八百長を)やりましたね』とか、『認めてください』とか言われた2回目がそういう聞き方だった」と憤った。証拠の提示はなく、自白を促す質問を繰り返してきたという。

 安壮富士は問題発覚当初から調査対象となっている14人に入っていない。4日の調査委会合後、伊藤滋座長が「14人プラスアルファ」として疑惑が14人に限らないことを認めており、安壮富士は「プラスアルファ」に含まれると見られる。また、「10人から50人いる」とする調査が必要な力士も残っている。

 調査委側が“クロ”を前提とした調査を進めている例はほかにもある。14人のうちのある力士は「3回聴取を受けました。1回2時間ぐらいで、ひたすら『やりましたか』と聞かれるだけでした」と振り返る。しびれを切らして「やったと言えばいいんですか!」と反論すると、調査員になだめられたが、再び同様の質問を受けたという。

 この日、一部で「35人を再聴取」、「20人超が関与」などと報じられたことを受け、調査委は「八百長に関与したと判断している者は4名のみ」とする文書を出した。竹縄親方(元幕内春日錦)、千代白鵬、恵那司、清瀬海の4人と見られるが、調査の手法を見る限りは、疑念を複数人に抱いているもようだ。

 安壮富士は「(八百長を)やっていないんだもん。やっていないと言うしかない」と困惑しながらも、今後も聞き取りには応じる意向だ。調査委は携帯電話の解析と自白・供述の両面から、疑惑の解明を進める。

(2011年3月5日)

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