ボクシングのWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24)=亀田=の初防衛戦が5月上旬に大阪で行われることが4日、分かった。興毅が明かしたもので、興毅はこの日、初V戦に向けて成田発の航空機で合宿先のフィリピンに出発した。
かねてからの希望通り、初V戦を地元大阪で開催する。興毅が大阪で世界戦を行うのは初めてで、プロデビューしてからの夢でもあった。「俺も大阪人やし、大阪人として大阪を盛り上げていきたい」と力強く意気込みを語った。
対戦相手や日程などは、フィリピンから帰国後の11日以降に正式発表される。「相手は右になると思う。今年は防衛をしていきたい。俺はまだ1回しか防衛したことないから、5回ぐらいは防衛していきたいな」と意欲を見せた。
さらに興毅はV2戦にも言及した。対戦相手として、メキシコの人気王者で元世界3階級制覇のホルヘ・アルセ(メキシコ)の名を挙げた。アルセは5月に世界戦を予定しており、その結果しだいでは正式にオファーを出す意向だ。
「階級を上げてからスピードがなくなった感じがする。だからフライ級の時みたいなスピードが出るような練習をしたい。スピード重視の練習をしていく」。フィリピンでは20ラウンドのスパーリングを予定し、11日に帰国する。
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