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杉浦９度目防衛！ベルト流出阻止／ノア

＜ノア：東京大会＞◇５日◇有明コロシアム◇４８００人

　ＧＨＣヘビー級選手権試合は、王者杉浦貴（４０）が挑戦者ジャイアント・バーナード（３６＝新日本）を２０分３２秒、五輪予選スラムからの体固めで破り、９度目の防衛に成功した。前哨戦で痛めた腰を集中的に攻められ、途中で走れなくなるピンチを耐えしのいだ。最後は五輪予選スラム２発で、１５０キロの巨漢を投げた。「僕にはあれしかない。やっぱり大きいのを投げる方が、お客さんも気持ちいいでしょう」。序盤の試合をスタンドから観戦するなど、客席の反応も気にしながらの一戦。激闘で、最後は大声援を集めた。

　ベルトの他団体流出を防いだ杉浦は、うめき声を上げながらも「これで巨人に並びました」とギャグを飛ばした。次は２１日の福岡大会で、１０度目の防衛戦を行うことが濃厚だ。「もうですか？　終わったばっかりなのに。休めないですね。でもお客さんの声援がありがたいです」。ファンの声を力に、終わりの見えない防衛ロードを歩んでいく。

　［2011年3月6日0時19分］