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偽・省エネ電球出回る…単なる白熱電球、しかも爆発=安徽

サーチナ 3月4日(金)12時8分配信

 中国でも、電球の形状をした蛍光灯など、いわゆる「省エネ電球」への関心が高まっている。やや高価ではあるが、電気代が安くて地球環境にも貢献できるとして、積極的に買い求める消費者も珍しくない。ところが、偽物の省エネ電球が出回って問題になっている。形状だけをまねた白熱電球なので省エネ効果はなく、しかも品質が劣悪であるため爆発する例もあるという。合肥晩報などが報じた。

 安徽省合肥市の市民の1人によると、格安の価格で省エネ電球を売っている店を見かけた。通常は10−30元(約125−376円)だが、たった5元(約62円)で売られていたという。店員が、「最新技術で開発した商品。発売したばかりなので、宣伝のために格安価格で市場に投入している」、「10ワットの電力で80ワットの白熱電球と同じ明るさ。1800時間の使用が可能」などと説明したので購入した。

 自宅で使っていた白熱電球4個を、すべて「省エネ電球」に交換。ところが2時間ほど通電したところで、うち1個が爆発。床の上にはガラスの破片が散乱した。割れた電球の中を見ると、中心部分に「フィラメント」。つまり、省エネタイプではない、通常の白熱電球だった。

 商品の表示をもとにメーカーに問い合わせたところ、「電球を生産していたのは、7年前まで。省エネタイプではない白熱電球で、すべて輸出用だった」、「現在は太陽光温水器を生産しており、電球は生産していない」と説明したという。

 同メーカーでも自社ブランドを使った「偽の省エネ電球」が市場に出回っていることは、よく知っているという。抗議の電話がひっきりなしにかかってくるからだ。

 同社はホームページでも「偽省エネ電球」に対する注意を呼びかけた。電球の生産は行っておらず、他者に同社ブランドでの電球生産を許可している事実もないと説明。「当社ブランドの省エネ電球は、すべて劣悪な偽商品であり、当社は責任を負うことはできません」などと注意を呼びかけているが、実際には現在も、かなり広範囲で同社ブランドの「偽省エネ電球」が出回っているという。(編集担当:如月隼人)

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最終更新:3月4日(金)12時8分

サーチナ

 

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