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初防衛に成功し勝ち名乗りを受ける山中（中央）（撮影・沢野健太）

＜プロボクシング：日本バンタム級タイトルマッチ１２回戦＞◇５日◇東京・後楽園ホール◇２３００人

　同級王者の山中慎介（帝拳）が、挑戦者で同級１位の岩佐亮佑（セレス）を１０回ＴＫＯ勝利で下し、初防衛に成功した。中盤以降、左ボディー、左ストレートを軸に攻め続けた山中が主導権を握って終盤へ。１０回にはロープ際に岩佐を追い込み、連打を続けてレフェリーストップ。１０回１分２８秒、ＴＫＯ勝ちで、今年のチャンピオンカーニバル屈指の好カードを制した。

　初防衛戦をクリアした山中は「岩佐くんは打たれ強かった。何回か良いパンチが入っていたんですけど。ずっと冷静でいられた。次でも、その次の次でも世界戦をやりたい」と口にした。一方、負けた岩佐は「３回以降、王者のパンチが伸びてきました」と敗戦を認めていた。

　［2011年3月6日0時11分］

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