橋本大地体形は違っても一途さは父譲り
<破壊王子大地立つ・中>
橋本大地(18)は180センチ、80キロのスラリとしたモデル体形だ。精悍(せいかん)なマスクで、母かずみさん(44)は「モデルにしたかった」と言う。父真也さん(享年40)は、183センチ、135キロという典型的な「アンコ型」だった。6日のゼロワン両国大会でデビュー戦の相手を務める蝶野正洋(47=フリー)も、「大地を見て、橋本真也を感じることはない」と言い切る。外見的に対照的な父から、大地はどんなものを譲り受けたのか。
かずみさんは「2人とも何かを思い立ったら、やらないと気が済まないタイプ」と分析。料理が得意だった真也さんは、客に手料理を振る舞うときに他人に手を出させなかった。食材はもちろん、調味料まで自分で選んだ。大地も思い立ったら信念を曲げない。夜中に部屋の掃除を思い付き、掃除機を回し始めることもあるという。2人のプロレス入りもそんな一途(いちず)な性格がもたらしたといえる。真也さんはアントニオ猪木への憧れから、何のつてもなく岐阜から上京した。大地は母の反対を押し切り、直感を信じてこの世界に飛び込んだ。
かずみさんは大地に対し、意図的に真也さんの名前を出す。体調不良でバイトを休もうとした大地に「パパは40度の熱があっても試合に出たよ」と言ったことがあった。すると大地はバイトに向かったという。「パパは必ず両手で握手をした」と話すと、左手を添えて握手をするようになった。約束や人とのつながりを大事にし、誰からも愛された真也さん。そんな人柄も継承してくれることが、かずみさんの願いでもある。【森本隆】
[2011年3月5日8時51分 紙面から]
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