八百長報道敗訴のライターが協会を提訴
元横綱朝青龍らの八百長疑惑を報じた「週刊現代」の記事をめぐる名誉毀損(きそん)訴訟で敗訴が確定したノンフィクションライター武田頼政さんが4日、虚偽の事実を主張し勝訴したとして、日本相撲協会に1000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。今年2月の「八百長メール」発覚が新証拠につながると判断し、新たな訴えを起こした。武田さんとともに都内で会見した代理人弁護士は「長年にわたる八百長を知りながら放置してきた協会が、訴訟で虚偽主張したために、本来あり得ない判決が出た」と述べた。
[2011年3月5日8時27分 紙面から]
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