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[経済・IT]ニュース トピック:国会
国会“未知との遭遇” 予算修正なら減額補正、いちからやり直しも
2011.3.5 19:21
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国会が“未知の領域”に突入している。平成23年度予算案は4日に参院で審議入りしたが、執行に必要な予算関連法案の成立のめどは立っておらず、今月末には憲法の規定で予算案だけが自然成立してしまう。
その後に与野党が修正で合意しても、補正予算を組むことが必要。衆院解散総選挙という事態になれば、解散時期が自然成立の前か後かで対応は大きく異なる。いずれも「前例」のない事態だけに、財務省など関係省庁は頭を抱えている。
最良のシナリオは、自然成立前に与野党が修正で合意すること。ただ、焦点の子ども手当法案では、公明党と協議にも入れないでいる。仮に合意できても、参院での修正は前例がないうえ、衆院に再送付して成立させる必要があり、「すでに時間切れで、現実的ではない」(政府関係者)。
菅直人政権が望みを託すのが、自然成立後に4月の統一地方選を経て修正合意を取り付けるシナリオだ。ただ、野党の「バラマキ」批判に譲歩して子ども手当の縮小などで合意した場合は、すでに成立した予算を減額する補正予算案を国会に提出し、衆参で成立させる必要がある。税収不足で減額補正を組んだことはあるが、予算成立から短期間での減額補正は、「前代未聞の対応」(同)だ。
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